フィリピンメガネザル

「ターシャ」という愛称で知られています。
現地ではマウマグ(Mawmag)と呼ばれてきました。
神の使いとして
大切に扱われてきました。


写真はシャッター音の出る一眼レフはもっていかずに
音の出ない静かなデジカメで撮影。
もちろんフラッシュは禁止です。

この子は
そっと一枚だけ。
IMG_0002


世界で二番目に小さな猿といわれているフィリピンメガネザル。
かつて世界最小の猿と言われていたピグミーマーモセットよりも小さいくらいです。

※世界一小さな猿は
マダガスカル島にいるピグミーネズミキツネザルです。



フィリピンメガネザルは
フィリピンのボホール島に生息しています。
セブ島の隣に位置しています。

生息地は年々減少し
しかも環境の変化によるストレスには
とても弱いので
個体数が激減しています。
飼育は困難で
野生でも数千匹しか残されていないとの見方が有力です。

boholGoogleEarth

フィリピンメガネザルは
大きく成長しても
人の掌に乗るくらいの大きさのお猿さんです。
体長は約12cm、体重は大人でも100gくらい。

大きなくりくりした目と長い尾が目立ちます。

夜行性のため日中は眠っていることが多く、
明るいうちはあまり動きません。

主食は昆虫で
夜になると木から木へ飛び移り
昆虫を捕まえて食べています。

IMG_0001



ターシャは、
全く声を出さないので、
これまで「声を出さない猿」と考えられていました。


ところが、
実は
ターシャたちは超音波の周波数帯域で「会話」していたのです。



いままでは
周波数20kHzを超える周波数帯で、
コミュニケーションできるのは、
哺乳類ではクジラ、ネコ、コウモリなどしかいないと思われていました。

ターシャは
これらの動物よりも
はるかに高い周波数帯で
会話していることが判明しています。



ターシャは
90 kHz以上の音を聞き取ることが可能であり
70 kHz前後の周波数帯で発声していたのです。

鳴き声の最低周波数は67 kHzですが、
これはコウモリと一部げっ歯類を除けば陸生哺乳類の中では最高値です。


とても静かなターシャたちは
私たちの聞こえない周波数で会話していたのです。

これによって
主食である昆虫たちの声を容易に聴くこともできるし
天敵となる動物たちに知られずに会話をすることもできます。
そして
生きていくのに不必要な熱帯環境特有の低周波「ノイズ」を遮断することもできるのです。


動画を撮りました。




ターシャの静かなたたずまいを見ていて
なぜか
「和敬静寂」
という言葉を思い出しました。


「和」 自然や人を含むあらゆるものとの調和と協調する心
「敬」 自己を慎み、相手を尊敬する心
「清」 清浄な心
「寂」 静寂の中で何ものにもとらわれのない心


ターシャは
このすべてを実践して
人々に示しているかのように思えてしまいます。








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