将来の気候について、
520万通りに及ぶさまざまなパターンを科学的にシュミレーション分析した結果
地球の気温上昇温を安全なレベルに抑えられる可能性は、
ほとんど残されていない
ことが
判明しました。

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2100年までに
世界の平均気温の上昇を
壊滅的なレベルとされる2℃未満に抑えるためには
あと
たったの10年で
世界中のすべての国の二酸化炭素の排出量を
ゼロにしなければならないとの
完全に非現実的な結論に達しました。


これは
地球規模の大災害でも来なければ
現時点では
100%不可能なこと。


さらに
もしも
2015年パリ協定の締約国が
協定内容を完璧に遵守した場合のシュミレーションでも、
二酸化炭素排出量は増加を続けてしまい
2030年まで増加し続けてしまい
世界の気温は
3.0℃から3.5℃という破滅的な気温上昇に向かうことまで
明らかとなりました。





現状では
パリ協定が遵守できることは全くなく
ここ2年間は増加しています。



国際エネルギー機関(IEA)の予測では、
ジェット燃料や石油化学製品の需要増加に伴って、
今後5年間は、
石油消費量は増え続け、
二酸化炭素排出も増加するという予測結果を発表しています。


今の世界の二酸化炭素排出量は
ゼロに向かう気配などまるで無く、
年間400億トンを超えてしまっています。



どの国も
経済優先で
それを止めようとする姿勢は全く見られません。



今の自分たちが良ければ
未来は破滅的でもかまわない
という姿勢は変わっていません。




残された道は
現在発明されている全く実績のない新しい二酸化炭素除去技術を
世界中で大規模に導入する
ことしかないのです。


それは
ほとんど勝ち目の少ない博打と同じことになります。


成功する可能性は少なく
失敗したら、
地球環境はとりかえしのつかない結果となります。




例えば
大気中に化学物質を大量散布して太陽光を遮って
気温上昇を和らげるという方法も考えられています。

これは
気温上昇は抑えられるかもしれない代わりに
それに伴って発生する甚大な被害については
無視されています。



現在の
二酸化炭素ガス対策といえば
地震を誘発する可能性のあるCCSが思い浮かびます。

ひかたま:CCSと北海道地震


CCSと地震の関連性を示唆する学術論文が存在し、
国内外の専門家たちがCCSによる地震誘発を警告しているのに関わらず、
CCSと地震を結びつけると「デマ」認定されてしまうことも
かなり不自然だと思います。


そもそも
地震との関連がわからない状態であり
安全と確証されることがないまま
膨大な量の液体二酸化炭素を
長期間にわたり継続的に地中に注入するCCSは
無謀としかいいようがありません。






それはともかく

オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学の研究チームが
気体の二酸化炭素ガスを
常温下で
固体の炭素に変換する技術の開発に成功しました。




ddvaluewalk.com

この技術は
「液体金属電解法」を利用することによって
気体の二酸化炭素を
固体の炭素粒子に効率的に変換することができることになりました。


現在の気体の二酸化炭素を液体二酸化炭素に変えて
地下に注入してしまうCCSよりも
あきらかに安全で
二酸化炭素の再利用ができる点で優れています。



あとは
変換する時のエネルギー効率がさらに改善されれば
環境に優しい技術になっていくことが期待されます。


残された時間は
あまりありません。




日本の気象庁は、
また
「日本付近の二酸化炭素濃度が観測史上最高を更新しました」
と発表しました。
陸上、洋上及び上空の観測すべてにおいて観測史上最高を更新です。
kisyou気象庁




いまだに未来のことは無視して
現在の地球環境破壊しか考えない
お金儲け優先の政策しか考えない世界各国。

私たちは
未来の世代に
人が安心できる環境を残すために、
今、重大な責任があることを認識すべきだと思います。




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