アメリカザリガニ

北米原産ですが
日本を含む世界各地へ移入されてから、
すごい勢いで生息域を広げているザリガニです。


いまや
オーストラリアと南極以外のすべての大陸に広がっています。

もともと各地に生息している在来のザリガニたちよりも
生存能力が高いために
各地で生態系に大きな影響を与えています。

日本では
1927年に、
米国から輸入されたたった20匹のアメリカザリガニが
現在日本全国にいる無数のアメリカザリガニの起源と言われています。

ウシガエルのエサとして輸入したものだそうです。
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ある生態系に
新しい種が入ってくると
複雑な影響が始まり
生態系が大きく変化していきます。

北米では
オオカミがいなくなったら、
その地域のビーバーも消えてしまいました。

日本でも
シカが異常に増えたのは
オオカミがいなくなったことが最も大きな原因とされています。
オオカミが存在する山では
シカの交尾回数が激減するからです。



アメリカザリガニが増えると
蚊が増えて
トンボは減ります。



アマリカザリガニは
蚊の幼虫のボウフラを食べるヤゴたちを食べてしまうのです。



カリフォルニアの大学の研究グループは
ヤゴを入れた水槽にボウフラを入れて観察しています。

ヤゴたちは、順調にエサとなるボウフラを食べていきます。

そこにアメリカザリガニを同じ水槽内にいれてみると
ヤゴたちは
ボウフラを食べるのを止めてしまったのです。


ザリガニの侵略は
蚊にとっては救世主ですが、
トンボにとっては脅威的なことです。

さらに
蚊の多くは、
さまざまな伝染病に関わっているために
人にもとても大きな影響を与えます。


小さな生態系の乱れは
生態系の大きな崩壊にもつながり
そしてまた
新しい生態系が構築されていきます。


それらは
人間の知識をはるかに超えて
複雑なものです。


人間は
近年になって生態系の破壊を大いに進めてしまっています。

人は
いまだに
すべての存在が密接に繋がっていることを
深い意識では知りながらも
軽視しています。



「十日の菊 六日の菖蒲」
ということわざがあります。

普段がいいかげんなために
本当に必要な時に間に合わず、
手遅れとなってしまう
ことの喩えです。

菊は9月9日の重陽の節句に
菖蒲は5月5日の端午の節句に飾られるべきもの。


日々を注意深く
手遅れになることが無いよう
行動していくしかありません。



ちなみに
ザリガニの交尾風景は結構意外なものでした。




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