フランス・パリの
ノートルダム大聖堂

ノートルダムは
フランス語で「我らが貴婦人」、
これは
聖母マリアを意味しています。



この大聖堂は
1789年のフランス革命後に、
市民たちによる破壊活動、略奪が繰り返されたことがありました。

1793年には大聖堂は廃墟のように変わり果てた姿になっています。

その後
立派に再建されたという歴史があります。

そして
2019年4月15日に
この大聖堂で大規模な火災が発生しました。


火災後すぐに
フランス国民議会は、
ノートルダム大聖堂を5年以内に修復する法案を承認しています。

これは
20年以上はかかると言われた
再建完了目標を5年以内に設定して、
2024年のパリ五輪に間に合うようにするためです。


それは世界中の建築家に注目され
すでに多くの再生建築デザインが提案されています。


中でも注目を集めているのは
ビンセント・カレボー氏のデザイン。

ベルギー出身でパリ在住の建築家です。
vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-3vincent.callebaut.org

カレボー氏は
現代的で、さらに自然と調和したデザインを発表しました。

大聖堂の屋根に
太陽光発電装置が設置され、
庭園や果物や野菜を収穫できる農園もデザインされています。
vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-2vincent.callebaut.org


尖塔や屋根は
クリスタルガラスで作られ、
太陽光が利用される仕組みです。

大聖堂で利用するすべての電力を
建物内で賄います。

vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-1vincent.callebaut.org



vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-4vincent.callebaut.org

vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-5vincent.callebaut.org


vincent-callebaut-notre-dame-reconstruction-concept-6vincent.callebaut.org


フランス政府は、
国際的なコンペティションを行って
大聖堂再建の新しいデザインを募集する予定です。


世界各国から
素敵なデザインが続々と集まってくることでしょう。

歴史ある建造物の修復について
日本だとおそらく元通りの完全再現を目指す気質ですが
フランスでは元の建築とは関係のない新しい建築物を目指しています。

国民性の違いもあるのでしょうか。



破壊の後に
新たな再生があります。


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。

人気ブログランキング