「ぜいたく効果:Luxury effect」
という現象があります。

これは
都市部において
経済的に豊かな人々が暮らす地域では、
裕福でない地域に比べて、
植物の多様性、昆虫、鳥類、爬虫類など
さまざまな種が多く生息する現象をいいます。

欧州、米国、オーストラリア、南アフリカなどで確認されています。

これは
お金持ちが多い都市部地域は
緑地が多いという理由です。

environmental-protection-326923_1280




これらの研究成果は
都市において
どのくらいの環境があれば
生物たちにとって快適であるのかを推測する指標に
なり、
今後の都市開発に役立てられそうです。



少なくとも都市の半分以上を緑地として保全することは
人間と野生生物の共生する環境としては必要です。


日本には
里山という素晴らしい形態があります。

里山とは、
都市部や農村部など人が住んで生活する領域と、
もともとの人の手の入っていない自然領域との
中間に位置した部分です。

そこには
草原、ため池、農地、人が管理する森林などがあります。

里山は、
完全な自然の状態ではなく、
また
公園のように人が完全な管理をしているわけでもなく、
適度な人の管理がなされている自然地になります。

このような場所は、
動植物の多様性が豊富になり、豊かな生態系を保持することができます。
そして
それが
人の豊かな生活にも結びついてきたのです。

ところが
最近は
この里山の荒廃が加速しています。


荒廃し無用扱いされた里山は
開発対象とされ、
その結果
人の住居部分と自然の山林が直結し
山の野生動物が人の住む地域内に入り込んだり、農作物の被害がふえるなど
多くの弊害が発生しています。


里山は
都会に住む人の目には
汚い雑木林のように見えるかもしれませんが
ぜいたく効果が最大のとってもぜいたくな環境なのです。



今まで人間中心に開発してきた環境を改め、
今後は
人も野生生物も
より快適に暮らせるよう里山を復活管理するのが理想かもしれません。


thumbs_217837



今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。

人気ブログランキング