バーゼル条約
有害廃棄物の国際的な移動を規制する条約です。
この条約の改定によって
2021年から
汚れたプラスチックゴミの輸出が
規制対象になることが決定しました。

2017年のプラスチック循環利用協会の資料によると、
日本は、年間900万トンを超えるプラスチックゴミのうち
焼却処理されるものが524万トンと過半数を占めますが、
そのほかの
「リサイクル」名目のゴミは、
211万トンあり、
そのうちの60%以上を
海外への輸出に頼って処理してきました。
財務省の貿易統計を見ると
日本の
2017年のプラスチクゴミ、およそ140万トンのうち
中国への輸出が、約80万トン
香港への輸出が、約25万トン
でしたが、
2018年にはプラスチックゴミは輸出困難となり、
輸出量は、およそ100万トンに減少。
その輸出ゴミの多くを
ゴミの輸入を禁止した中国に代わり、
マレーシアやタイ、ベトナムなどに依存するようになりました。
それによって
東南アジア各国は
日本からのゴミの輸入の急増に処理の限界を迎えてしまい、
現在
各国でも受け入れの規制が始まりました。
先進国から途上国へのプラスチックゴミの輸出は
世界的にも大きな話題となり、
ゴミ輸出禁止を求める署名も
初めの一週間で100万人を超えています。
バーゼル条約の改正後には、
汚れたプラスチックゴミの輸出には
受け入れ国側の同意が必要になります。
つまり
日本が
今後も海外にゴミ処理を頼るのは
困難な状況となっています。
さらに
今月タイのバンコクで開催された
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、
海洋プラスチックゴミの削減に関する連携の拡大のための
「バンコク宣言」
が採択されました。
これは
今後
日本が
ゴミ処理を
東南アジア諸国に押し付けるのは
極めて困難になるということを意味しています。
そもそも自国でまかなえないくらいにゴミを発生させるのが問題です。
環境NGO国際ネットワークGAIAの調査では
世界で最も多くプラスチックゴミを輸出しているのは
米国と日本です。
国連環境計画UNEPによると
世界の海に垂れ流されたプラスチックゴミは、
およそ
1億トン。
もう十分でしょう。
日本の環境省プラスチック資源循環戦略案では
プラスチックゴミの有効利用率を
85.8%
と公表していますが
実態は
そのほとんどを燃やしているだけ。
日本では燃やすことを「熱回収」という数字をごまかすための用語を使い
有効利用しているとみなしているのです。
現在の日本で
自分たちが出したゴミを自分たちで片づけることに限界が来ています。
すでに
日本の民間の産廃焼却施設では
新規の受け入れを中止したり、
中間処理業者も保管の限界に来ているところが出始めています。
私たちが急激にゴミを増加させたのは
近年のことです。
もう一度
江戸時代の循環社会について学んでもいいかもしれません。
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有害廃棄物の国際的な移動を規制する条約です。
この条約の改定によって
2021年から
汚れたプラスチックゴミの輸出が
規制対象になることが決定しました。

2017年のプラスチック循環利用協会の資料によると、
日本は、年間900万トンを超えるプラスチックゴミのうち
焼却処理されるものが524万トンと過半数を占めますが、
そのほかの
「リサイクル」名目のゴミは、
211万トンあり、
そのうちの60%以上を
海外への輸出に頼って処理してきました。
財務省の貿易統計を見ると
日本の
2017年のプラスチクゴミ、およそ140万トンのうち
中国への輸出が、約80万トン
香港への輸出が、約25万トン
でしたが、
2017年末から
中国はプラスチックゴミの輸入を原則禁止としています。
なぜなら
名目上は「リサイクル」にもかかわらず、
実際には
リサイクルに適さないものが多く
不法投棄が問題化したからです。
なぜなら
名目上は「リサイクル」にもかかわらず、
実際には
リサイクルに適さないものが多く
不法投棄が問題化したからです。
2018年にはプラスチックゴミは輸出困難となり、
輸出量は、およそ100万トンに減少。
その輸出ゴミの多くを
ゴミの輸入を禁止した中国に代わり、
マレーシアやタイ、ベトナムなどに依存するようになりました。
それによって
東南アジア各国は
日本からのゴミの輸入の急増に処理の限界を迎えてしまい、
現在
各国でも受け入れの規制が始まりました。
先進国から途上国へのプラスチックゴミの輸出は
世界的にも大きな話題となり、
ゴミ輸出禁止を求める署名も
初めの一週間で100万人を超えています。
バーゼル条約の改正後には、
汚れたプラスチックゴミの輸出には
受け入れ国側の同意が必要になります。
つまり
日本が
今後も海外にゴミ処理を頼るのは
困難な状況となっています。
さらに
今月タイのバンコクで開催された
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、
海洋プラスチックゴミの削減に関する連携の拡大のための
「バンコク宣言」
が採択されました。
これは
今後
日本が
ゴミ処理を
東南アジア諸国に押し付けるのは
極めて困難になるということを意味しています。
そもそも自国でまかなえないくらいにゴミを発生させるのが問題です。
環境NGO国際ネットワークGAIAの調査では
世界で最も多くプラスチックゴミを輸出しているのは
米国と日本です。
国連環境計画UNEPによると
世界の海に垂れ流されたプラスチックゴミは、
およそ
1億トン。
もう十分でしょう。
日本の環境省プラスチック資源循環戦略案では
プラスチックゴミの有効利用率を
85.8%
と公表していますが
実態は
そのほとんどを燃やしているだけ。
日本では燃やすことを「熱回収」という数字をごまかすための用語を使い
有効利用しているとみなしているのです。
現在の日本で
自分たちが出したゴミを自分たちで片づけることに限界が来ています。
すでに
日本の民間の産廃焼却施設では
新規の受け入れを中止したり、
中間処理業者も保管の限界に来ているところが出始めています。
私たちが急激にゴミを増加させたのは
近年のことです。
もう一度
江戸時代の循環社会について学んでもいいかもしれません。
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コメント
コメント一覧
家から出るプラスチックゴミのほとんどは、商品包装とレジ袋、そしてペットボトル。どんな商品もとても丁寧にビニールで包まれています。
レジ袋有料化で資材を扱う業者さんとお話した際、チェーン展開する中型スーパーマーケットの年間レジ袋の売上が2億円もあり、それがなくなるのは痛いということでした。
土や海で分解されるレジ袋も開発されていますが、日光や湿気など時間の経過で劣化して耐久性を失うため実用的ではないことと、コストがかかることでまだまだ普及していないそうです。
身近なところから意識を変えていく必要があることを痛感しています。
便利さや楽を追求した結果、ほんのこの何十年の間に、美しい地球、大地、海、川、山、自然を汚し、今や地球はゴミ屋敷と化してしまったように感じます。
ペットボトルを水筒に変える、物を大切に長く使う、使い捨てのものは買わない、物を必要以上にもたない等々、ゴミ削減について意識的に取り組んでゆこうと思います。
本当に江戸時代の徹底したリサイクル技術によるエコ社会には本当に学ぶべきものがたくさんありますね。
これから先を生きる未来の子供たちへ、また、生きとし生けるすべてのものたちに美しい地球を残してあげたい。
そして私たちにはその責任があります。
いつも大切なたくさんの気付きをありがとうございます。
私たちが、本気でプラスティックゴミを出さないように生きる事を本気で考えて生きなければ、放射能とプラ製ゴミなどで世界から相手にされなくなってしまいます。
FBにてシャアさせて頂きます。
いつもありがとうございます。
この件は、原子力とも通ずる価値観や倫理観でもあり、一人一人が変わるしかないですね。
人は成長するという長所を持ってますから、必ず変われると信じてます。
それに日本は世界一の廃棄食品量の国。社会の構造が歪んでいるので、仕組み自体を変えなければ、問題解決しないですよね。
江戸時代のリサイクル社会は見事だと思います。が、明治維新で潰されちゃったのですね。
江戸の循環システムに答えがあると思います。
物資的にも精神的にも。
いつもありがとうございます。