世界最大の湖(現在では、海)カスピ海

アゼルバイジャン、イラン、ロシア、カザフスタン、トルクメニスタンの5か国がカスピ海に面し
カスピ海の面積371,000km2は、
日本の国土面積377,972km2
とほぼ同じです。



カスピ海沿岸では
かつて、
たくさんのアザラシが群れでくつろぐ姿を見ることができました。

およそ100年前には
カスピ海の沿岸や島々に
100万頭を超えるアザラシが生息していたのです。

いまでは
もうそんな光景を見ることは
出来なくなりました。


現在は
10%未満にまで激減
絶滅危惧種に指定され
いずれ絶滅すると言われています。


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アザラシが激減した原因は
無差別な乱獲と経済活動による汚染です。


最近になって
アザラシの大量死が続いたにも関わらず
誰も問題提起することもなく、
どこの組織も調査することはありませんでした。



激減したのは
アザラシだけではありません。


世界自然保護基金(WWF)の発表によると、
世界屈指の生息数であったチョウザメも、
このたった30年間で10%以下に激減しています。


カスピ海の天然チョウザメの卵は
高級キャビアとして取引されています。

一昔前には
1kg当たり約700円程度だったのが、
あっという間に
1kg当たり10万円以上に高騰してしまいました。

しかも、
現在はほとんど手に入れることすら出来ない状況です。


もう
いないのです。

チョウザメが生息するカスピ海の海底を
意図的人為的に爆発させて
根絶やしにさせているからです。


このカスピ海には
石油や天然ガスが豊富に埋蔵されています。

推定埋蔵量は
石油は、500億バレル、
天然ガスは、8兆4000億立方mという膨大な資源です。


これら石油と天然ガスの採掘から生じる汚染が激しくなっています。

石油・天然ガスの採掘・精製に伴う環境破壊や汚染、
原油の流出、
原子力発電所からの放射性廃棄物、
ボルガ川から流れ込む大量の未処理下水と産業廃棄物などによる汚染です。


さらに
気候変動による毎年6cm以上という顕著な水面低下も加わり、
カスピ海に生息する多種多様な生物たちが
消えていっているのです。




目先のお金儲けによる汚染で
美しかったカスピ海は
壊滅的状況に陥っています。


カスピ海沿岸5か国の人々は、
その経済活動をすべてカスピ海に頼っているのにも関わらず
カスピ海を使い捨てにするかのように
破壊的行為を続けているのです。


現在の経済活動を行っていれば
近い将来必ず
すべてが破綻します。




誰もが理解していながらも
今お金儲けができて
楽ができるからと
資源を採れるだけ採り尽くし
環境破壊を止めることはありません。


これは
カスピ海だけのことではありません。

まるで
現在の地球の状態の縮図です。




“最後の木が切り倒され、
最後の川が汚染され、
最後の魚まで獲り尽くされてようやく気づくだろう、
お金は食べられないということに”
クリー族

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