肥満は、
特定のがんの発症リスクを高めます。

喫煙が、がんの発症リスクを高めることはよく知られていますが
肥満に関してはあまり認識がありません。


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体脂肪が過剰に蓄積した肥満の状態では
どうしてがんのリスクが増加するのか
詳しいメカニズムは解明されていません。


いつくかの要因が考えられています。

脂肪細胞が生み出すIL-6、PAI-1という物質やアディポサイトカインなどの分泌異常は、がんの発生リスクを増加させます。
他には
肥満による性ステロイドホルモン分泌異常
肥満による運動時間の短縮
食べすぎによる老廃物の蓄積
食べすぎによる化学物質の蓄積
不健康な食生活
高脂肪食による肝臓の細胞老化促進
腸内細菌叢の変化
など
さまざまな要因が関与しています。


日本人の場合には
食事内容の欧米化も問題視されています。


この図は肥満の場合に
リスクが上がるがんの種類を示した図
肥満で発生率が高まることがわかっているがんは、
主に次のものがあります。


乳がん(閉経後の女性)
大腸がん
膵臓がん
食道がん
肝臓がん
腎臓がん
胃がん
胆嚢がん
子宮がん 
卵巣がん
甲状腺がん
多発性骨髄腫 
髄膜腫

この中でも
特に
大腸がん、肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、子宮がん、腎臓がんは
肥満の影響を受けやすいことが判明しています。

太り過ぎの人が体重を落とすと、
がんの発症リスクが下がると言われています。


肥満は
他にも
糖尿病、心筋梗塞などの心臓病、脳卒中の原因になることはよく知られています。

さらに
痩せすぎも、
がんの発生率を増加させます。


がんの発症リスクを抑えて、
健康を維持するためには
適度な運動と健康的な食生活を心がけることによって
適正体重を維持することが大切です。


当たり前のことなのですが
なかなか
食欲に負けてしまう人も多いのです。



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