バグパイプ肺

スコットランドと日本のラグビーの試合
楽しみですね。

スコットランドと言えば
バグパイプ。

今回は
バグパイプ肺の話です。

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英国で
61歳の男性が
バグパイプ演奏後に過敏性肺炎を発症し
咳と息苦しさが続き
20メートルの短い距離でさえ歩行困難な状態となり、
死亡。


当初は、
過敏性肺炎と診断されましたが、
過敏性肺炎の原因に思い当たるものが無く、
自宅にも真菌などの病原体も検出されず、
さらにこの男性は喫煙歴もありませんでした。


男性の趣味は、
バグパイプの演奏でしたが、
オーストラリアに3カ月間旅行していた期間は、
呼吸器症状が急速に改善していました。

旅行中は
バグパイプを持参していなかったのです。



奏者の男性が所有していたバグパイプを調査した結果、
バグパイプ内部にはさまざまな種類の病原菌が繁殖していた
ことがわかりました。


研究者たちは
この死亡した男性は
バグパイプの演奏を通じてこれらの菌を吸い込み続けていたことが原因と推定。

「バグパイプ肺」と名付けられました。


このような事例は、
バグパイプに限らず管楽器であればどの楽器でも起こる可能性があります。

管の内部まで毎回ちゃんと手入れをして
清潔に保つことを怠りやすいからです。


実際に
トロンボーンやサクソホンの奏者たちにも
過敏性肺炎の症例が報告されています。


管楽器では
演奏が終わったらすぐに楽器を清掃し、
しっかりと乾かすことで、
病原菌が繁殖するリスクを低減できます。



お手入れを怠ると
意外と汚いものです。

美しい音色は
手入れの行き届いた楽器から。


そして

人間の肉体も心も
楽器と同じです。


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