仲の悪い夫婦は、
老化を促進し、
寿命を縮める。


老化や寿命の短縮には
体内の炎症が大きく関わっています。

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「夫婦喧嘩は犬も食わない」
ささいなこと、傍から見たらどうでもいい馬鹿らしいことでも喧嘩する夫婦の様子を喩えた言葉です。

そんなくだらない喧嘩が
健康に影響する・・・。



米国ザ・オハイオ州立大学ウェックスナー医療センターの研究者たちの研究で
夫婦の議論の前後で血中バイオマーカーの変化を検討しています。

その結果、
夫婦ゲンカは
腸内細菌叢の細菌が細菌内毒素を血中に放出して
体内に炎症を引き起こす可能性がある
ことを報告しています。
Psychoneuroendocrinology誌(2018; 98: 52-60)



今までの夫婦の不仲に関する研究報告では
創傷治癒を遅延させ、
心臓病や糖尿病を含む炎症関連疾患のリスクを高める原因となっていることが判明しています。



今回の研究では、
24〜61歳(平均38.2歳)で結婚3年を超える43組の健康な夫婦を対象に調査が行われました。


それぞれの夫婦で
強い意見の相違を引き起こすと思われる話題について
夫婦だけで20分間の議論の時間を設けました。

さらに、
その話し合いの様子を動画撮影し、
夫婦の争い方を観察し
鋭い目の動きや相手への批判などの言動から
「敵意の強さ」を判定しています。

そして、
話し合いの前後に採血を行い、
腸内細菌叢から血中に移行した細菌内毒素のバイオマーカーであるリポ多糖結合蛋白質(LBP)、
可溶性CD14(sCD14)、
炎症の主要バイオマーカーであるC反応性蛋白質(CRP)、
炎症性サイトカインであるインターロイキン(IL)-6
腫瘍壊死因子(TNF)-α
の変化を比較しました。



配偶者に対してより強い敵意を示した被験者では、
敵意の弱い被験者に比べて血中LBPレベルが高くなりました

また、
配偶者に対しより強い敵意を持ち、
うつ病や気分障害の既往を有する被験者では
LBP/sCD14比がより高くなりました。


LBPレベルの上昇は
CRPなど炎症を示すマーカーと強く関連しています。

最も高いLBPレベルの被験者は
最も低いLBPレベルの被験者に比べて
CRPが79%も高くなっていました。



これらの実験の結果から
結婚生活での不仲やケンカによって、
腸の透過性亢進が引き起こされ、
腸内細菌叢の乱れによって増加した悪玉菌から産生された細菌内毒素が血中に放出されて
炎症反応が起きて、
炎症関連疾患を引き起こすメカニズム
が示唆されました。

この一連の変化によって
心にも大きく悪影響が起こることも
容易に推察されます。

「夫婦喧嘩は犬も食わない」
から
「夫婦喧嘩は犬にも毒」という新しいことわざ


夫婦喧嘩の後で病気になる犬も多いのです。




「夫婦喧嘩は貧乏の種まき」
ということわざがあります。


健康で長生きしたいなら
不必要な喧嘩は、
避けるべきでしょう。



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