インドネシアの首都ジャカルタ。

ジャカルタの人口は約1000万人、
周囲の首都圏を加えると約3000万人にもなる巨大首都です。

そして
世界で最も早く水没する都市として有名です。

最も大きな原因は、
地下水の過剰な汲み上げと海面上昇です。

北ジャカルタでは
この10年間で2.5mも地盤沈下しています。

すでにジャカルタの半分はゼロメートル地帯となっていて
2050年までにはジャカルタの95%が水没するという予測があります。

国連と世界銀行が実施した気候変動政府間パネルでの報告では、
2025年にはジャカルタの大部分が海面下に水没するとの予測です。

現在の海岸線から南の内陸部へ約3km地点まで海岸線は移動し、
北部商業地区の大部分が水没、
数百万人が避難することになるとの警告も発しました。

そこで、
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、
首都をカリマンタン島の東部に移転する計画であることを発表。




首都の移転に伴う原生林の破壊では
無数の動植物たちの死を意味しています。

その象徴となっているのが
オランウータンです。

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このカリマンタン島は、
絶滅が危惧されている野生のオランウータンが生息する数少ない場所の一つとして有名です。

ここが大規模開発されて
大量の人が流入することによって
オランウータンの生息に大きな影響を与えることが懸念されています。

また、
カリマンタン島は
森林火災の多発地帯でもあります。

現在も
2015年以降で最悪の森林火災に見舞われている場所。

ここでさらに原生林を切り開いた場合、
残った部分の森林火災はより悪化していくとの予測も出ています。


この島でオランウータンを守るということは
多くの植物、動物、微生物などを守ることに繋がります。



生き物に配慮した首都移転でありますように。



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