お味噌
日本食の代表的食材の一つ

毎日お味噌汁を欠かさない人も多いはず。

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環境省が実施している大規模な疫学調査に
「子どもの健康と環境に関する全国調査」
というものがあります。


「子どもの健康と環境に関する全国調査」は、
一般的には
エコチル調査」
と呼ばれています。
「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせた造語です。



この調査は
赤ちゃんが、お母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、
定期的に健康状態を確認し、
環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにする調査です。
(出典:環境省


富山大学大学院公衆衛生学の研究者たちが
このエコチル調査に参加したおよそ7万2千624組の母子のデータを解析し
お味噌汁と赤ちゃんの関係についての関係性を研究発表しました。
Association between maternal fermented food consumption and infant sleep duration: The Japan Environment and Children's Study


解析の結果、
妊娠中のお味噌汁摂取量の増加と共に、
1歳の赤ちゃんの睡眠不足になる割合は有意に低下していました。



妊娠中にお味噌汁をよく飲んだ母親から生まれた赤ちゃんは、
お味噌汁をあまり飲まなかった母親から生まれた赤ちゃんと比べて、
1歳の時点で睡眠不足になっている割合が少なかったのです。



お味噌汁には
さまざまな健康上の利点があります。

味噌は優良な発酵食品であり、
母親の腸内細菌を整える役割があります。

そして
母親の腸内細菌は、生まれてくる赤ちゃんの腸内細菌叢にも大きな影響を与えます。


腸内細菌叢は、
生体内の慨日リズムに関与していることから、
赤ちゃんの正常な睡眠時間に影響があります。


お味噌汁では良い結果が出た一方で
ヨーグルトやチーズ、納豆など他の発酵食品では、
母親の摂取量と赤ちゃんの睡眠不足との間に関連性は認められませんでした。


今回の結果だけで
妊娠中にお味噌汁を飲めば赤ちゃんの睡眠が良くなるとは断定できないものの
良い影響は
確実にありそうです。




味噌は
昔から健康に良いさまざまなことわざがあります。
「みそは医者いらず」
「みその医者殺し」
「みそ汁は不老長寿の薬」
「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」
というように
さまざまな栄養素を含んでいます。

乳がんや胃がんの予防効果や
脳卒中、認知症、心臓疾患などの発症リスクの低下、
老化の予防や
女性を若返らせる効果があるとの研究報告もあります。




「みそ汁一杯三里の力」
ということわざもあります。

これは
一杯のお味噌汁を飲むと、3里(約12km)歩く力が出る
というもの。

グリコは一粒300mですから
グリコ40個分ですね。
(・∀・)



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