マサイ族の手の洗い方を聞いて
驚きました。
料理の前には
ちゃんと手を洗ってから調理するのですが、
マサイ族にとって水は貴重品。
手洗いは
水ではなく
新鮮な牛のうんちを使うそうです。
うんちでしっかりと手を洗った後は、
タオルの代わりに
乾燥した牛のうんちで手をこすって
乾燥させます。
なるほど、
これなら石鹸もいらないし、
水も無駄にしない・・・。
環境にも優しく
ゴミも出ない。
昔、研究のために農場に、
牛のうんちをもらいに行ったことがあります。
わずか1グラムくらいの微量が必要だったので、
手のひらの中に入るようなスピッツ管という
小さな容器を持っていきました。
農場で
「牛さんのうんちください」
というと、
なんと
農家のおじさんは、
大きな大きなバケツにスコップで
牛のうんちをたっぷんたっぷんと
入れ始めたのです。
ちょっとびっくりしながら、
「あのー、ほんの少しでいいんです」
と小さな容器を見せながら言うと、
「遠慮しないでいいんだよー。全部持って行って。牛のうんちはいくらでもあるんだからー。」
と相変わらずスコップでバケツにウンチを入れ続けてくれました。
そう、
畜産業がある限り、
牛のうんちはたくさんあるのです。
現在、世界の牛の飼育頭数はおよそ10億頭。
1頭の牛さんのうんちは一日約40~50kg。
合計で、
500億kg
のうんちが毎日生産される計算です。
それを有効利用しようという動きがいろいろあります。
今日は、
バスの燃料に有効利用して、
さらに
どのくらいのスピードが出るかという話です。
これがその牛さんのうんちで走るバス
「バスハウンド」
。
名前の由来は、
英国の世界最高速の超音速ロケット車
「ブラッドハウンド・スーパー・ソニック・カーSSC」
に対抗しています。
busandcoachbuyer.com
バスの車体は、
牛さんに敬意を表してか、
ホルスタイン柄です。
ちょっとカッコいい感じもします。
ちなみに名前の由来となった
超音速ロケット車SSCは、こちら
jp.autoblog.com
でも
牛のうんちバスの運転手さんは、
気合が入った服装です。
SSCを意識してのことでしょうか。

そして、
牛のうんちバスは、
最高時速123.57kmを達成。
牛のうんちバスの排気ガスはどんな匂いなのでしょうか?
バニラアイスクリームの匂い?
牛さんのうんちに、
バニラ香料のバニリンがあるのを発見したのは、日本人。
牛さんのうんち1kgに水4リットルを加えて200度で60分間加熱すると、
約50gのバニラ香料「バニリン」を抽出できるそうです。
抽出コストは
バニラ豆を原料とする方法に比べて
半分以下になるようです。
近年、
世界的な異常気象などでバニラは不作となり、
バニラの価格はあっという間に高騰
してしまいました。
主な産地は、
マダガスカル、インド、メキシコなど。
すべて異常気象に見舞われています。
さらに
この異常気象は続くと予想され、
バニラアイスクリームなどの各種バニラ製品は、
値上がりを続けています。
今後
将来的に安定したバニラの供給は
期待できないかもしれないのです。
バニラ香料は、
アイスクリームやプリン、ケーキなど他、化粧品や日用品にも使われている必需品。
これからは、
牛のうんちが大活躍するかもしれません。
年間182億トンという膨大な資源が日夜排泄されているのです。
いちご牛乳のイチゴの色だって、
実は虫をすり潰して作った色ですから、
バニラアイスのバニラの香りが、
牛のうんちだって、
似たようなものです。
牛のうんちバスに乗って、
牛のうんちで作ったバニラアイスクリームを食べる。
そんな未来が来るのでしょうか?
今日もありがとうございます。

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驚きました。
料理の前には
ちゃんと手を洗ってから調理するのですが、
マサイ族にとって水は貴重品。
手洗いは
水ではなく
新鮮な牛のうんちを使うそうです。
うんちでしっかりと手を洗った後は、
タオルの代わりに
乾燥した牛のうんちで手をこすって
乾燥させます。
なるほど、
これなら石鹸もいらないし、
水も無駄にしない・・・。
環境にも優しく
ゴミも出ない。
昔、研究のために農場に、
牛のうんちをもらいに行ったことがあります。

わずか1グラムくらいの微量が必要だったので、
手のひらの中に入るようなスピッツ管という
小さな容器を持っていきました。
農場で
「牛さんのうんちください」
というと、
なんと
農家のおじさんは、
大きな大きなバケツにスコップで
牛のうんちをたっぷんたっぷんと
入れ始めたのです。

ちょっとびっくりしながら、
「あのー、ほんの少しでいいんです」
と小さな容器を見せながら言うと、
「遠慮しないでいいんだよー。全部持って行って。牛のうんちはいくらでもあるんだからー。」
と相変わらずスコップでバケツにウンチを入れ続けてくれました。
そう、
畜産業がある限り、
牛のうんちはたくさんあるのです。
現在、世界の牛の飼育頭数はおよそ10億頭。
1頭の牛さんのうんちは一日約40~50kg。
合計で、
500億kg
のうんちが毎日生産される計算です。
それを有効利用しようという動きがいろいろあります。
今日は、
バスの燃料に有効利用して、
さらに
どのくらいのスピードが出るかという話です。
これがその牛さんのうんちで走るバス
「バスハウンド」

名前の由来は、
英国の世界最高速の超音速ロケット車
「ブラッドハウンド・スーパー・ソニック・カーSSC」
に対抗しています。

バスの車体は、
牛さんに敬意を表してか、
ホルスタイン柄です。
ちょっとカッコいい感じもします。
ちなみに名前の由来となった
超音速ロケット車SSCは、こちら

でも
牛のうんちバスの運転手さんは、
気合が入った服装です。
SSCを意識してのことでしょうか。

そして、
牛のうんちバスは、
最高時速123.57kmを達成。
牛のうんちバスの排気ガスはどんな匂いなのでしょうか?
バニラアイスクリームの匂い?
牛さんのうんちに、
バニラ香料のバニリンがあるのを発見したのは、日本人。
牛さんのうんち1kgに水4リットルを加えて200度で60分間加熱すると、
約50gのバニラ香料「バニリン」を抽出できるそうです。
抽出コストは
バニラ豆を原料とする方法に比べて
半分以下になるようです。
近年、
世界的な異常気象などでバニラは不作となり、
バニラの価格はあっという間に高騰
してしまいました。
主な産地は、
マダガスカル、インド、メキシコなど。
すべて異常気象に見舞われています。
さらに
この異常気象は続くと予想され、
バニラアイスクリームなどの各種バニラ製品は、
値上がりを続けています。
今後
将来的に安定したバニラの供給は
期待できないかもしれないのです。
バニラ香料は、
アイスクリームやプリン、ケーキなど他、化粧品や日用品にも使われている必需品。
これからは、
牛のうんちが大活躍するかもしれません。
年間182億トンという膨大な資源が日夜排泄されているのです。
いちご牛乳のイチゴの色だって、
実は虫をすり潰して作った色ですから、
バニラアイスのバニラの香りが、
牛のうんちだって、
似たようなものです。
牛のうんちバスに乗って、
牛のうんちで作ったバニラアイスクリームを食べる。
そんな未来が来るのでしょうか?
今日もありがとうございます。
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コメント
コメント一覧
小さい頃は、父方の祖父が酪農家でしたので牛さんのうんちにはご縁がありました。山積みにされたそれが、いつの間にか無くなっていたのは、今思えば近くの農家さんが肥料として取りに来てたんだろうなぁ…
畑に積まれたうんちからは、発酵すると湯気が上がります。以前、それを見間違えた方の通報で消防団の出動事態になったこともありました。(もちろん誤報です。)
堆肥の山にはネズミさんが住み着き、たくさんの虫さんも住んでいました。
捨てられるものが資源として再利用されるのは、素晴らしいですね。でも、バニラの香りか…そー言えば、目を瞑ると確かに…ってなるかな?流石に手洗いしたことありません。
うんちは汚いもの、という先入観の外れた一日になりました。ありがとうございます。
バニラアイス食べる度に、牛さんのうんちを思い出しそう(笑)
私は、自分で精米してますので、糠がもったいなくて、糠の使用を色々考えて、今は、食器洗いに使用してます。子供のころ、囲炉裏の灰で油、茶渋等、綺麗になった記憶があります。糠はお米屋さんでは、無料でくださいますよね。
それから、稽古仲間で香料の会社にお勤めの方が、離乳食に入れる香料を作るように言われたけどさすがにそれは気が進まず自分は断ったと言ってましたが、でも、誰かが・・・?。
30年位前の話ですが、今の人は、科学的な物が、不自然だと思わない感覚になってきているようで、怖いし、大変なことだと思っています。
自分は尿療法で助かったということを、話して下さった方もいます。