毎年
山の気温が上昇しています。
雪解けは早まり
高山植物の開花期も
早まっています。

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また森林限界の位置が変わりつつあり
低地に生育する植物の侵入も見られるようになりました。



この温暖化は
人にとっては暖かいと感じる程度であっても
厳しい環境で
悠久の時を過ごしてきた高山植物にとっては
死活問題になります。


気温の上昇と
雪解けが早まることにより
植物の芽生え時期も早まり、
霜に晒される危険性が高まり、
霜による発育不良や死滅も起こります。


さらに
土壌の乾燥は進みます。

乾燥化によって
高山植物は、小さく成長し、
充分な開花が出来なくなっていきます。

それは
種子の生成に大きく影響し
ある一定の乾燥化によって
ある時期に突然
その領域に生息する高山植物たちが
一斉に消えてしまうのです。

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大雪山の旭岳周辺では
このたった30年ほどで
ササの分布域が格段に広がりました。

こうなると
高山植物は
芽生えの段階から陽射しが遮られてしまい
死滅します。


今年の初めに行った時には
積雪量が驚くほど少なくなっていました。




高山植物の代表格の一つに
ハクサンイチゲがあります。

北海道では
このエズハクサンイチゲが
突然大規模に消えた地域があります。

特に
雪渓のある場所の周辺や
高地の湿原などは
大きな打撃となります。


植物は
移動できないために
急激な環境の変化には
追いつくことができないのです。


私たちに何ができるか考えてみましょう。

気候の変動にも
何らかの対処が出来るはずです。

私たちの呼吸も意識も
大気の状態に
大きく影響することを知っている人は少ないと思います。

気象は、
太古からの万物万象の集合意識の波が
地球の意識と調和して
長い年月をかけて形成されてきたもの。


すべての生物が
絶妙な気候の動きと共に
暮らしています。


今の異常気象は
私たちの集合意識の乱れが原因の一つでもあるはずです。




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