南米ブラジル南西部には
生き物の宝庫である世界最大の湿地帯パンタナールがあります。

パンタナル地域は
日本の本州とほぼ同じ面積の広大な平原で
12種類の貴重な生態系が存在し、
UNESCOの世界遺産、ラムサール条約の登録地になっています。

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ここで現在
1万5000件を超える同時多発の大規模火災が発生しています。

過去最大最悪の事態です。

すでに東京都の9倍を超える面積が焼失。
無数の貴重な命が奪われてしまいました。

原因は
人為的に草原に火をつける野焼きです。
いまだに行われている無差別の火付けは
あまりに環境を軽視したもの。

ブラジル政府は
ようやく11月までの野焼きを禁止しましたが、
8月になって経済最優先の大統領は
火災はフェイクニュースだと発表し、
環境保護団体を攻撃する発言をしています。

環境保護よりも
お金儲けのための開発を推進する政策です。

そこに過去50年間で最悪の干ばつが加わり
事態を悪化させたようです。


野生動物の被害も多大で
貴重なジャガーも200頭が負傷していることが確認されています。

世界にすでに数えるほどしかいないスミレコンゴウインコも
餌場を無くしてしまいました。

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先月は
アマゾンの熱帯雨林でも大規模火災が発生し
甚大な被害が出たばかりです。


この時代
私たちは
もっと自然を尊重することを大切にしなければなりません。




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