植物の歴史はとても長く、
人類に先立って遥か昔からこの地上に繁栄してきました。

植物は、
地球上を移動する動物とは違う、
独自の進化を遂げてきました。


彼らは、
動物のように自分で移動しない道を選んだ生命体です。

植物は、
栄養源を太陽と大地に依存し、
いかなる環境においても動かないで生存できるように、
さまざまな状況に適応した能力を培ってきました。

最初に種子が落ちて発芽した場所で、
長い生涯を生き延びて子孫を繋いでいくことになるために、
その生育環境に応じて、
人智を超えた多様な知恵や能力を発揮していくことになったのです。


こうして独自に進化してきた植物の能力は、
最近まで全くと言っていいほど理解されてきませんでした。

科学が進歩するにしたがって、
ようやく少しずつ解明され始めたところです。


鹿が
森に増えて
樹木の皮を食べられる頻度が増加すると
樹木は鹿が食べられる高さまでの樹皮を丈夫に変化させ
苦み成分を増加していることが確認されています。


動物に食べてもらいたい時期にだけ
毒成分を無くす植物もいます。

このような例はたくさんあります。
今回は
人に採取されないよう、
植物体の色を変化させた
ユリ科バイモ属のFritillaria delavayiの話です。

chintheguardian.com


Fritillaria delavayiは
中国横断山脈に自生する植物です。


バイモ属の植物は
中国で生薬として人気があります。

この植物の鱗茎から作られる生薬「炉貝」は
最近人気があり
価格も上昇、
多くの人が採取するようになりました。


調査してみると
人間による採取が積極的に広く行われている地域では
生育する場所の岩の色と似た色に変化していることが判明しました。

採取されない地域の個体では、目だつ緑色の葉をしていました。

web_Fritillaria_delavayi__rh_218xfreeexeter.ac.uk


たしかに周囲の岩と同じ色をしていると
一目見てもわかりにくいです。



植物は

人の予想をはるかに超える知的生命体です。






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