神の詩「バガヴァッド。ギーター」を読み解いていく前に
まず事前知識が必要になります。

聖典「バガヴァッド・ギーター」は、

全十八巻、一万節、二十万行を超える一大叙事詩「マハーバーラタ」の中の
第六巻のビーシュマ・パルヴァンの章の
第25~42章の700の詩を抜粋したものだからです。

つまり本編の140分の1くらいの量なのです。

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でも
「バガヴァッド・ギーター」のために
「マハーバーラタ」があると言っても過言ではないほど、
この一部にすべての真理が凝縮されています。


他にも
「マハーバーラタ」から抜粋された有名なものには、
「ヴィシュヌ・サハスラナーマ」
などがあります。

これは
ヴィシュヌ神の千の名前を記した献身的な賛歌であり、
それを唱えることによって内なる叡智を呼び起こし、
真理に目覚める助けをすると言われています。


「マハーバーラタ」は
聖仙ヴィヤーサによって下ろされたとされる聖典です。


「マハーバーラタ」第六巻のビーシュマ・パルヴァンの
バガヴァッド・ギーターが始まる前までの節では、
ビーシュマが殺される様子が描写されています。

ビーシュマは、
シャンタヌ王とガンジス川の女神ガンガー神の間に生まれた息子であり、
長老として多くのヴェーダを語ってきた賢人です。

その死によって、
その後の展開ではクリシュナがヴェーダを語るような形になっています。

これは
ヴェーダの知識の伝え方が
人から神へと移ったことを象徴しています。


しばらくは
登場人物の難しい名前と人間関係に
読む方は混乱しますので、
さらっと読み飛ばしても良いと思います。

本文を読み直した後で
再度読んで欲しいからです。


本編を繰り返し読むうちに
理解しだしてから
再度振り返って読むと
どんどん理解できるようになるからです。




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君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18