カラス

とても頭のいい生き物です。

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一般的によく見るのは
真っ黒なカラスです。


山に行くと
黒い身体に
美しい白い星模様が入った
「ホシガラス」
を見ることができます。




カラスは知能がとても高く
病気になると動物病院に自らやってくることがあります。

今回の動画のカラスも
自分で動物病院の玄関にやってきました。
ケガをして化膿しています。

さっそく診察室へ入ってもらいました。



治療されることがわかるらしく
診察中も一切の保定なしで
じっとして
全身を触らせてくれます。



治療が終わると
空へ飛んでいきました。


その後
毎朝出勤の時間になると
挨拶に来てくれます。
(挨拶に来てくれる野鳥は、カラスだけです。)


お礼に木の実を持ってきてくれたカラスもいました。
(お礼を持ってくる野鳥は、カラスだけです。)



診察中の様子を
動画にとりました。
カラスは
診察の間、ずっとじっと動きません。
(ハトだと大暴れします・・。)




カラスの記憶力を調べた研究者たちがいます。

山岳地帯に住んでいるホシガラスの生態研究では
主食である木の実を
最大5,000ヶ所に分散して隠しておくことが知られていて、


ホシガラスは
そのすべての場所を
ずっと覚えているそうです。


秋までに隠しておいた木の実は
雪が積もることで景色が一変しますが
それでも
しっかりと
覚えているのです。


人は
たまに
家の鍵やスマホを置いた場所でさえ
忘れてしまうことがあります。


スーパーに決めたものを買いに行ったにもかかわらず
忘れてしまい
別のものを買ってしまうことすらあります。


ほんの数か所ですら覚えていられない人間に
カラスのように
5000個の隠し場所を正確に覚えていられるでしょうか?






鳥の知能の高さは
研究が進めば進むほど
驚くべき知能の高さが明らかになっています。

身体と脳の重さの比率をみても
人よりも優れていますが、

鳥では
さらに
神経細胞(ニューロン)の密度が、
霊長類と比較して2倍も濃いことが判明しています。




人は
人間の都合で絶滅寸前になってしまった動物には優しいですが、
現在頑張って生き延びて繁栄している動物たちには
冷たい対応をとってしまうものです。


カラスはその代表格ですが、
人間の自然破壊にもめげずに
人との共生ができる優れた知能を持っていたからこそ
ここまで生き延びてこれたのです。


人は
もっと
動物目線で物事を考える必要があります。
そうすれば
もっと思いやりの心が拡がります。



お互いの立場を認めて
より良い共生ができることを願っています。






こちらも
ひかたま:鳥は頭がいい
ひかたま:カラスの恩返し
ひかたま:「天私無」鳥が空を飛ぶ権利

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