神の詩 第四章十三節 2


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「私はグナとカルマの配分の違いをもとにして、四階級を創造した。これを作ったのは
私であるが、私には行動も変化もないことを知れ。(十三)」



続きです。


サトヴァは、
創造的・進化へ向かう性質を持ち、
タマスは
破壊的・退化へ向かう性質を持ちます。


「グナとカルマの配分の違いをもとにして、四階級を創造した。」

三つのグナの性質のどれが優勢であるかによって、
階層が形成されます。



組み合わせを作ると、
サトヴァとタマスは対立する性質のため、
サトヴァが最も優勢の時には
タマスは二番目に優性にはなれません。

また、
タマスが最も優勢の場合には、
サトヴァは二番目に優勢にはなれません。

したがって、
次の4つの組み合わせが成り立ちます。


1. サトヴァが最も優勢で、ラジャスが二番目に優勢、タマスが劣勢
2. ラジャスが最も優勢で、サトヴァが二番目に優勢、タマスが劣勢
3. ラジャスが最も優勢で、タマスが二番目に優勢、サトヴァが劣勢
4. タマスが最も優勢で、ラジャスが二番目に優勢、サトヴァが劣勢

この4つが
宇宙の創造世界での四階層になります。

四階層については
すでに前の章で述べています。


現在のカースト制度は、
物質的な観点において歪んだものであり、
本来の精神的階層の意図とは
かけ離れたものとなっています。


実際の四つの階層は、
生まれた時の家系や血筋は関係なく、
精神的および霊的な段階における区分です。

人の手や足、心臓、肝臓など
それぞれに特有の役割があるように、
そこには比較も意味がなく、
優劣も無く、
すべてが
各自の役割を担って
一つの有機体を形成しています。



続きます。


ひかたまいんすた
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神理の扉聖なる変容と霊性進化の道
光田 秀&森井啓二
きれい・ねっと
2020-04-08




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