神の詩 第四章十七節 2


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雪の中を月光だけで歩くと
月の力を感じます。





「行動について知ること、禁じられた行動について知ること、定められた行動をしないこと(無行動)について知ることが必要である。行動の道は奥が深い。(十七)」





行動の質は、
行動そのものよりも、
「行為者の意識の中心がどこにあるか」
「行動の動機」
によって決まってきます。



イソップ物語で
「金の斧銀の斧」
という物語はご存じでしょう。

正直な木こりが池に斧を落としてしまった行為と、
貪欲な木こりが池に斧を落としたのでは、
同じような行為であっても
まるで違うのです。

だから神は、
正直者を誉めて、
貪欲な者を叱りました。




すべての行為については、
毎晩内観することです。


それによって、
善き行為というものが
自分の中で
明確になっていきます。


それと共に内観は、
すべての行為が価値あるものに変わっていくための大切なものになります。


バガヴァッド・ギーターの第一章第一節の冒頭で、
内観は強調されています。

「聖地ダルマクシェートラ、クルクシェートラの地に、
戦おうとして集結した、
私の息子達とパーンドゥ王の息子達は何をしているのか。」
と盲目の王は聞きました。

これは、
私たちが日常の生活で、
夜寝る前に
自分自身に問いかけるべき質問だということは、
すでに説明しました。


「この聖なる地球で、物質主義にどっぷりと浸透した社会の中で、自分は今日一日何をしたのか?」


自分の中の善と悪、
物質的な行いと霊的な行い
がどうだったのか、
一日を振り返って
よく内観してみるための問いになっています。



これが
この聖典の最初にあるのは、
日々の行動を内観することが
何よりも重要な行いだからです。



日々の内観によって、
行動の質を検証していき、
善き行動、
悪しき行動、
そして
無行動を
より深く理解していくことができます。



続きます。




君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18



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