神の詩 第四章十七節 8


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「行動について知ること、禁じられた行動について知ること、定められた行動をしないこと(無行動)について知ることが必要である。行動の道は奥が深い。(十七)」


ヤーマ(禁戒/日常の心得)

続きます。




非暴力は、
自分の生活のあらゆるところを見直す良い機会となり、
負のカルマを作らなくする良い機会でもあり、
特に
食生活を見直し、
健康的な生活へと導く良い機会でもあります。



非暴力は、
心に生じる暴力的な波動を
慈悲と愛の波動へと
変換することです。


それは、
生活の面でも深く関り、
ユクテスワ大師が指摘する通り、
心の在り方
にも
とても深く関わる大切なものとなります。


「自然界の生物たちはお互いに関連し合い、
複雑に絡み合っています。
人間の行為と責任は、
人間社会を超えて、
ありとあらゆる生物にまで及びます。
抵抗する術を持たない、
か弱い生物たちに苦痛を与えるような行為は、
阻止しなければなりません。」
シルバー・バーチ


次にヤーマの2番目

ヤーマ2:正直(サティヤ)

「正直に徹した者は、行為と結果がつき従う。」
ヨーガ・スートラ第二部36節



心の思いと行動が矛盾していれば、
自己の中で
エネルギーの歪みが生じます。

その歪みの波動は、
自分自身を傷つけるだけでなく、
周囲にも影響を与えてしまいます。


現代社会では、
競争や自己防衛から
正直に徹することが難しくなっています。

それは
社会全体が
不自然な証拠です。

そんな中でも、
素のままの自分でいられることが大切です。

正直であればあるほど、
心は穏やかに、
静謐へと向かいます。

正直とは、
正しく直に真我に従うことです。

真我には、
本来の純粋な自分しか存在していません。

真我に近づいていくと
嘘偽りは必要ないのです。



続きます。



精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 1
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20





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