神の詩 第四章十七節 9


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「行動について知ること、禁じられた行動について知ること、定められた行動をしないこと(無行動)について知ることが必要である。行動の道は奥が深い。(十七)」


ヤーマ(禁戒/日常の心得)

続きます。






ヤーマ3:不盗(アスティヤ)

「不盗に徹した者のところには、あらゆる富が集まる。」
ヨーガ・スートラ第二部37節


これも
とても深く
内観する必要がある項目になります。


「不盗」
とは、
人の所有物を無断で自分の物とすること。

これは
他人の所有物だけに適用されているわけではありません。


自分のお金で買ったものは、
本当に自分の物なのでしょうか?

誰かからもらったものは、
本当に自分の物なのでしょうか?



土地を買ったら、
その土地やそこにいる生物たち、空気、水も
本当に
自分のものでしょうか?



人口のたった1%の人が、
世界の物質的富の82%を保有しているのは
盗んだことにはならないのか?



先進国の人が
地球の資源の大部分を消費していることは
盗みにならないのか?




人の功績や手柄を
自分のものにしてしまうのは
盗みではないのか?



物質世界では、
あらゆる人と物との繋がりにより、
「不盗」の範囲が
広がっていきます。



これだけを追求して
悟りを開いた僧侶もいます。


続きます。


次は
ヤーマ4:禁欲(神に向かった生活:ブラフマチャーリヤ)
です。


明日までによく内観しておいてください。









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