神の詩 第四章二十四節

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「ブラフマンは供養である。ブラフマンは供物である。ブラフマンの火にブラフマンによって捧げられる。ブラフマンだけを意識して行動する者は、ブラフマンのもとに行く。(二十四)」




ブラフマンとは、
宇宙の根源的な存在で、
すべての創造物を創出した源であり、
すべての存在の中に浸透しています。


自己の根源的存在は、
アートマン
といいます。


本質的には
ブラフマンとアートマンは
同じもので、
ブラフマンから
創出されたものとなります。



ヴェーダによると、
すべての神々は、
ブラフマンから具現化された
とも言えます。



「真に偉大なる存在は、ブラフマンから創出された神々である。」 アタルヴァ・ヴェーダ



ここで
アートマン

ジーヴァァートマン
の区別にも言及しておきましょう。


地上に下りてくる前の
純粋な状態の魂を
「アートマン」
といいます。


魂の目的を達成するために
地上に下りてきた魂を
「ジーヴァァートマン」
といいます。


アートマンに
ジーヴァを合わせた言葉です。



これらは
同一人物では
同じ魂ですが、
その状態によって
区別されます。


ジーヴァァートマンは、
アートマンでありながら、
物理的な地上の法則や肉体などの
物質的な要因によって制限されている状態です。




ジーヴァとは、
さまざまな制限の中で生きるうちに
アートマンの純粋性を忘れ、
地上に下りてきた目的も忘れてしまいます。


そして、
低次の自我を中心に生きる結果として、
欲や執着を当たり前のものとみなし、
感覚器官で楽しむために生きるという無智が定着します。



私たちは、
ここから
再び
純粋なアートマンに戻る必要があります。



そのために地上に来たのですから。




「毎日、毎時、祝福の水路となりなさい。」エドガー・ケイシー276-2




次は


「神々に供物を捧げるだけのヨーガ行者がいる。ブラフマンの火にみずから自己を供物として捧げるヨーガ行者もいる。(二十五)」



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