蛍。

母の実家が長野県の山奥でしたので
昔は
夏になると
ホタルが
どこにでもたくさん飛んでいて
とても綺麗でした。


日本には約54種類
本州には9種類
のホタルが生息していますが、
代表的なものは、「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」です。


ゲンジボタルのオスは、
強く光を点滅させて
メスは静かに弱い光をともします。

ゲンジボタルは、
生育環境として
清流とカワニナが必要なため
環境の変化に特に敏感です。

ヘイケボタルは、
やや汚れた川でも生息可能で
カワニナがいなくても他の巻貝を食べて成長できます。

firefly-pics2firefly.org


でも
最近は
どちらも数が激減し
なかなか見ることが出来なくなってきました。



いまでも毎年ホタル観賞にでかけていますが、
急激に数を減らしているのを実感しています。



それは世界的な傾向なようです。


fireflytakepart.com


2010年の国際ホタルシンポジウムでは、
13ヵ国の研究者らが
世界各地の
ホタルの減少について発表しています。


その後も
ホタルの生息数は
減り続けています。


ホタルの住める環境を残すことは、
私たちの環境をよりよく保っていくことと同じことです。



ホタルは環境に敏感であり
綺麗に光るために目立ちます。


この現在の自然環境の悪化は、
すべての昆虫に起きていることでもあります。



1970年からの蝶(鱗翅目)と無脊椎動物の生息数の変化です。

長い歴史の中で
たった数十年という短い期間に
劇的に生息数が減っています。


large_C2e360.yale.edu


ホタルがあちこちに舞う素敵な風景を
未来の世代に残したいですね。

私たちにできることは
いろいろありそうです。









 

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