妊娠中にお酒を飲むことは
生まれてくる赤ちゃんの発育には危険因子であるとされています。


今回の研究では
妊娠中にお酒を飲んだ場合、
生まれてくる赤ちゃんの認知機能がどうなるのか
を調べた報告です。

ドイツのフリードリヒ・アレクサンダー大学の研究です。

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調査対象の母親たちは、
妊娠第3期にアルコール摂取に関する自己アンケートに答えてもらいました。
赤ちゃんが生まれた時に胎便のサンプルを採取して
アルコールの代謝産物であるエチルグルクロニド(EtG)の濃度を測定しました。

このエチルグルクロニドは、過去3日間の飲酒で検出可能です。

EtG検出限界(10ng/g以上)を上回る胎便44例と、
EtGが検出されなかった対照群44例の比較を行っています。

EtG検出限界(10ng/g以上)を上回る胎便44例では、
検出量の影響を調査するため
さらに
EtG10ng/g~153ng/gの群と
EtG154ng/g以上の群に分けました。


子供たちは、
小学校就学年齢になった時に、
ADHD関連行動の評価、
複数の検査を組み合わせたIQテストの測定、
脳の発達状態を調べる「GO/NO GO 課題」
を測定し
認知機能を評価しました。


主な結果は;

EtGが検出された群では、対照群と比較して、脳の発達状態を調べる「GO/NO GO 課題」の成績が良くなかった。
胎便中EtGが高濃度の154ng/g以上の群では、他の群よりもIQが6ポイントも低かった。
EtG 154ng/g以上の群は、EtG値とADHD関連行動との間に正の相関関係が認められた。


結果としては
生まれてくる赤ちゃんのために
妊娠したら飲酒はしない方が良いという結果でした。




私は
お酒には強いのですが、
それでも
飲み会でほとんどお酒を飲むことはありません。


妊娠している女性も
赤ちゃんのことを考えると
少なくとも過度の飲酒は控えた方がよいと思います。

NYC-pregnant-drinking-advisorymunchies.vice.com


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