「ドロソフィラ・ビフルカ(Drosophila bifurca)」ショウジョウバエの一種です。体長は約3mmしかないとても小さいハエなのですが、とても大きなアレを体内に持っています。それは精子。たった体長3mmしかない小さな体に長さ60mmの精子を作り出しているのです。実に体長の20
昆虫
弱さと強さ:トンボの飛行能力
他の国へ行くとその土地特有の生き物たちに出会います。オーストラリアではカンガルーやコアラとかボルネオではオランウータンケニアではゾウやキリンコンゴではゴリラなど。でも世界中どこに行っても日本と同じように見られる生き物もいます。それはウスバキトンボ薄羽黄蜻
ゴキブリの体内でDNA折り紙による論理演算の実行
ゴキブリ。ほとんどの人が知らないところで人類の科学的進歩、特に医療分野にとても役立っているわりには最も嫌われている生物の一つです。イスラエルの研究チームがゴキブリのの体内にDNA折り紙で作った分子を組み込み、コンピュータシステムと同等の制御と論理演算を行うこ
世界初のコオロギパン
フィンランドのパン製造会社ファッツエル・ベーカリー、世界で初めてコオロギを材料に練りこんだパンの販売を始めることになりました。フィンランドでは今月から食用昆虫の販売を解禁したばかりです。newstalk.comオランダで飼育されたコオロギの乾燥粉末を小麦粉に混ぜたも
ドイツの自然保護区の昆虫激減と日本の赤とんぼ
ドイツの自然保護区に生息する飛行昆虫がこの27年間のうちに急激に減少していることが確認されました。農薬が、その主な原因となっている可能性があるようです。theguardian.com欧米各国でチョウやハチなどの飛行昆虫が激減していることはすでに多くの文献で報告されています
伝統のハニーハンター
蜂蜜。蜂蜜を作るミツバチははるか昔から地球にいます。世界各地からはミツバチの化石が発見されています。同様に人とミツバチの関係も相当古い時代からありそうです。写真はヒマラヤ山脈の奥地に暮らすクルン族のハニーハンター(蜂蜜を採る人)。断崖絶壁にある蜂の巣から
米西部の「オオカバマダラ」蝶が絶滅寸前
オオカバマダラ。渡り鳥のように渡りをする蝶。米国ロッキー山脈の西にいる蝶「オオカバマダラ」が、絶滅寸前の状態であることが最新の調査で判明しました。sciencedirect.comカリフォルニア州の越冬個体数と歴史的な推定を合わせて新たな統計モデルを使って解析したところ、
洪水:ヒアリのサバイバル術
米国南部では大型ハリケーン「ハービー」によって記録的な大雨と洪水になりました。米国気象当局はテキサス州シダー・バイユーで降水量1,320ミリを記録。米国本土での最高記録を一日のうちに二度も更新しました。theatlantic.com人々も避難する中で動物たちも同行避難するシ
美しい変態たち
今日は変態のお話です。変態と聞いて人の性的異常嗜好を思い浮かべる人と昆虫を思い浮かべる人がいると思います。人の方を真っ先に思い浮かべた人は自然界からちょっと意識が離れているかもしれません。昆虫は、変態というプロセスをへてとても美しく変容していきます。夏休
傷ついた仲間を助けるアリ:未来へと繋ぐ行為
マタベレアリ。アフリカのサハラ砂漠南部からアフリカ南部にかけて広く生息しているアリです。この写真はシロアリとの戦いの後、戦利品のシロアリをくわえています。news.mb.com.ph写真を見てわかるようにこのアリの働きアリには大きな個体majorと小さな個体minorがいます。
幻のアシェットコレクション:世界の昆虫
アシェットという書籍の会社があります。一般の書籍では世界第三位というフランスの出版社アシェット・リーブルの日本子会社です。毎号テーマに沿った付録がついている分冊百科で人気です。この会社のアシェット・コレクションには幻のコレクションシリーズが存在しています
クロゴケグモの毒の遺伝子コードを利用する生命体
クロゴケグモ。このクモは、北米南部から中南米に生息する黒い蜘蛛で、強力な神経毒を持っています。このクモは、草地や野原、道路脇、民家の庭などに見ることができます。このクモは、世界三大毒グモの中でも最強の毒を持つことで古くから有名です。世界でおよそ4万種いる