前回の鉄眼桜に続いて、今日も桜のお話から。山高神代桜を見てきました。時間の都合で、太陽が南アルプスの向こう側に暮れてからの参拝となり、写真はかなり暗めです。 山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内にあるエドヒガンザクラ。この桜の木は、日本三巨桜の一つ、そして
2015年03月
鉄眼桜と今週の待合室の花
今週はサクラの開花に合わせて待合室の造花アートはサクラにしてみました。 さらに今週は頂いたサクラのリースも飾りました。サクラといえば思い出すのが、黄檗山宝蔵院(おうばくさんほうぞういん)の桜の版木の話。印刷文化のさきがけとも言われ、明朝体が現在多く利用さ
孤独な天才数学者とイミテーションゲーム
映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game)」見てきました。Gaga30代、40代の頃は、仕事ばかりで映画を見に行く時間も無かったのですが、最近は各地の夜間専門病院と提携しているおかげで、夜にたまに外出できるようになりました。 (´
カリフォルニアで続くアシカの子供の飢餓
この写真アシカの子供です。ガリガリに痩せています。NOAA今年に入ってから、カリフォルニアで驚く程たくさんのアシカの子供たちが飢餓状態に陥り、次々と海岸で倒れているのです。The NewYorkTimes例年の1月だと20-40頭ほどのアシアの子供が保護されますが、今年は、1月で25
アーモンドの花
病院のアーモンドの花が満開になりました。v( ̄∇ ̄)v サクラの花にとてもよく似ています。アーモンドもサクラも同じバラ科サクラ属です。こちらは、ピンクバドと呼ばれる段階。色鮮やかです。そしてこちらは、開花直前の状態。ポップコーンと呼ばれます。 そしてアーモン
動物たちに救われる未来:鳥の翼とウィングレット
先日学会のため、ものすごく久しぶりに飛行機に乗りました。あっ、昔の翼と違う。 翼の先端が反り返っています。鷲みたい。そう、今の飛行機の翼の先端部には、ウイングレットがあります。これも、鷲や鷹の翼に教えてもらった智恵です。下の写真のハクトウワシの翼と同じ構
絶滅寸前から復活したハクトウワシとあっという間に絶滅したリョコウバト
今日は絶滅寸前から、保護により復活した「聖なる鳥」ハクトウワシの話です。 Softeis -Wikimedia Commons なんという素晴らしい鳥でしょう。ハクトウワシは北米を代表する大型のワシで、翼を広げると全長2mを超えます。 Flickr/LenDap この鳥は図柄として、よくニ
オルカとネイチャーネットワーク構想
もしあなたが突然何者かに捕まり、狭い牢獄に閉じ込められ、薬漬けにされたらどんな気持ちで日々を過ごしますか? ここ日本でも似たようなことは起きています。 今日はオルカの話です。 米国ワシントン州ではオルカを捕まえて、水族館で飼育することを禁じる方向で検討を始
春の新芽とその治癒力
春になって、当院のまわりの木も芽吹き始めました。これはアーモンドの蕾。アーモンドは、葉より先に蕾が出てきます。とても綺麗なピンク色の花を咲かせます。これは、リンゴの木の芽 ブルーベリーなんだ食べられるものばかり植えてるじゃないか。たしかに、薬用や食用の植
うんこの移植と様々な美しいうんこの生薬
医学誌「New England Journal of Medicine」(電子版)に次のような論文が掲載されました。「クロストリジウム・ ディフィシル菌による再発性下痢症患者への健康な人の便の十二指腸注入について」つまり、健康な人のうんこの移植です。New England Journal of Medicineクロ
ゾウのキスと「拈華微笑」
写真家のJacques Matthysenさんが南アフリカで撮影した二頭の若いアフリカゾウの写真です。鼻を絡めあっています。 人だと愛情込めて手を握り合っているような感じでしょうか。 MailOnline とっても嬉しそう。 MailOnline 愛情たっぷりですね。 Mail
線虫や犬を利用した早期がん検診
体長1mmちょっとの線虫の匂いの好き嫌いを利用して、早期がん発見 C.エレガンスという線虫。 Wikipedia/CC BY-SA 2.5 3月11日、米国の科学誌PLOS ONEにこういう記事が掲載されました。「カエノラブディティス・エレガンスの嗅覚を利用した高精度の包括的がんスクリーニ