昨日は、地球上最後の巨象だったサタオの運命について書きました。今日はゾウの牙の話です。ケニアのナイロビ国立公園で、世界野生生物の日とアフリカ環境デーに合わせて、密猟品として押収された約15トンの象牙が焼却処分されました。今回の焼却処分はアフリカ大陸では過去
2015年05月
イルカ問題:動物園水族館協会の結論
追い込み漁で捕獲したイルカの水族館での飼育と展示をめぐり、世界動物園水族館協会(WAZA)が内部の倫理規範に違反するとして、日本動物園水族館協会(JAZA)に改善・除名通告を行っていた問題に決着がつきました。JAZAは20日に、WAZA加盟継続の賛否を問う会員投票を行い
巨象絶滅 最後の伝説の巨象サタオ
20世紀初めには、およそ1000万頭がいたといわれるアフリカゾウ。象牙を目的とした殺戮によって、40万頭ほどまでに激減しています。さらに、過去25年間に押収された象牙は、1本当たり8.5kgから4kg前後にまで小さくなっています。ゾウは、5年おきにしか妊娠することは出来ず、
院長のお絵かき パステル画3
パステル画三作目です。パステル画は、とても簡単で、短時間で描けるところが魅力的です。描きながら、何を書こうか決めていきます。今回は、これが完成形。いきなりど真ん中を光にしてみました。真ん中を拡大すると、端っこを拡大するとこんな感じ。控えめに、カラフルにし
神聖な植物「芍薬」
シャクヤクの花が咲き始めました。 ボタン科ボタン属の多年草です。 ボタンは「花王」と呼ばれますが、 シャクヤクは「花の宰相」と呼ばれることがあります。 「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」 これは美しい女性を喩えた言葉ですが、 シャ
あるコヨーテの死と私たちの繋がり
あるコヨーテの死コヨーテ:イヌ科イヌ属。オオカミに近い種で、形態も似ていますが、小型。北米に生息。これはある一人の人間の人生を変え、多くの人に影響を与えたコヨーテの話です。今から20数年前のこと、ブルックス・ファーイさんは、ある女性から自分の敷地内に違法に
水がまだ冷たい。知猶水也
立夏を過ぎて、日中は夏日になる日が出てきました。暦の上では、この日から立秋の前日までが、夏。でも東京から少し離れ、少し山に入ると、まだ朝晩は寒いですね。山の麓の川は、こんな感じ。 水しぶきが凍っています。宝石見たいです。まだ水も冷たい。 滝の水。「知猶水
「有り難いこと」食材の本当の姿
この花は何でしょう?淡いクリーム色の花びら。拡がる蔓。そう、これはキウイの花。なんとなく、キウイの断面とお花が似ていますよね。ちなみに私は、皮ごと丸ごと頂きます。私たちは、普段食べているものの本来の姿を知らないことが多くなりました。これはバナナの花バナナ
史上最悪のサイの密猟に対抗する試み
サイの密猟15年1~4月史上最悪今週、南アフリカ共和国のモレワ環境相は、今年に入って4月末までに南アフリカ国内で密猟されたサイが393頭に上り、そのうち290頭は、野生保護区「クルーガー国立公園」内で密猟されたことを発表しました。これで今年は史上最悪の記録的な殺戮数
優しい生き方:花を巡る虫たち
暖かくなって、花にさまざまな虫が訪れるようになりました。ハチが花を楽しんでいます。大きなハチでも、花に優しく乗っています。花から花へ飛び回ります。一匹のミツバチさんが、一生のうちで集められる蜜の量は、およそティースプーン一杯分です。ハチミツの有難さが身に
笑顔と自由
このお猿さんの笑顔を見てください。本当に幸せそう。AnimalDefendersInternationalこの子は、クモザルのぺぺちゃん。かつてサーカスで8年間もの間鎖で繋がれたままで自由を奪われてきました。抵抗できないように、犬歯はすべて折られ、他の仲間と一緒にされず隔離されてずっ
カラスの恩返し
米国シアトルに住む8歳のガビィちゃんとカラスのお話しです。彼女とカラスの友情は2011年に4歳の時、食べ物を地面に落としたことから始まります。その後学校に行くようになると、彼女はランチをカラスに分け与えるようになりました。するといつの頃からか、カラスたちはガビ