このサイは、24時間年中無休で完全警護されています。
キタシロサイのオスです。


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武装した警護官たちに囲まれて、
暮らしています。

大国の大統領並みです。

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このサイの名は、スーダン。
この地球上に最後のオスのキタシロサイになりました。


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スーダンはケニアの保護区にいながらも、
さらに完全警護体制がとられています。

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もう40歳になり、とても高齢です。
立派な角は、密猟による殺害から守るために、
慎重に切断されました。

万が一の時のために、スーダンの身体には、無線送信機も装着されています。


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そして、警護する人たちにも命の危険があるのです。
毎年多くの警護官が殺されています。

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スーダンは、他の二頭のメスと一頭のオスと共に、チェコ共和国の動物園からケニヤのオルペジェタ自然保護区にやってきました。
ここなら、自然の風土に近く、繁殖できる可能性があったからです。
でも、子供は出来ませんでした。
もう一頭のオス、スニは昨年10月に34歳で亡くなりました。

WWFの資料では、キタシロサイは、
1960年に2000頭以上確認されていたのに、
1984年には15頭
2015年には5頭にまで激減しています。


私たちは、このような悲劇をいつまで繰り返すのでしょう。
いつもほぼ失いかけてから、慌てることになります。


私たちに今できる事は、日常生活の中で、視野を拡げて生きること。
私たちの営みの一つ一つがすべて世界で起きていることに繋がっています。


洗剤の量を減らすだけで河川は綺麗になる。
植物油脂製品を控えるだけで森林破壊を減らし、貴重な動物が助かる。
不必要なものは買わない。
それだけでも地球の環境をより綺麗に保つことが出来る。
他にもできる事はたくさんあります。

シャンプーの使用量を減らしても、頭は綺麗になるのです。
それだけでなく、心まで綺麗になっていく。
ちなみに私はシャンプーは使いません。

贅沢に幸せを求めるよりも、万物への慈悲と分かち合いを優先する方が、心が豊かに、幸せになります。




スーダンの活動はここです。
オルペジェタ自然保護区はクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で支援金を募集中。


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先日のブログでは、最近絶滅した動物たちを紹介しました
地球上からいなくなった素敵な動物たちも見てください。



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