昔、研究のために農場に、
牛のうんちをもらいに行ったことがあります。

わずか1グラムくらいの微量が必要だったので、
手のひらの中に入るようなスピッツ管という小さな容器を持っていきました。

農場で「牛さんのうんちください」というと、
なんと農家のおじさんは、大きなバケツにスコップで牛のうんちをたっぷんたっぷんと入れ始めたのです
ちょっとびっくりしながら、「あのー、ほんの少しでいいんです」と小さな容器を見せながら言うと、
「遠慮しないでいいんだよー。全部持って行って。牛のうんちはいくらでもあるんだからー。」と相変わらずスコップでバケツにウンチを入れ続けてくれました。


そう、畜産業がある限り、
牛のうんちはたくさんあるのです
現在、世界の牛の飼育頭数はおよそ10億頭。
1頭の牛さんのうんちは一日約40~50kg。
合計で、
500億kgのうんちが毎日生産される計算です。

それを有効利用しようという動きがいろいろあります。

今日は、
バスの燃料に有効利用して、どのくらいのスピードが出るかという話です。


これがその牛さんのうんちで走るバス「バスハウンド」
名前の由来は、
英国の世界最高速の超音速ロケット車「ブラッドハウンド・スーパー・ソニック・カーSSC」に対抗しています。
bushundbusandcoachbuyer.com


バスの車体は、牛さんに敬意を表してか、ホルスタイン柄です。
ちょっとカッコいい感じもします。

ちなみに名前の由来となった
超音速ロケット車SSCは、こちら

bloodhound-rolls-royce-aerojp.autoblog.com

でも牛のうんちバスの運転手さんは、気合が入った服装です。
SSCを意識してのことでしょうか。


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そして、
牛のうんちバスは、
最高時速123.57kmを達成。

牛のうんちバスの排気ガスはどんな匂いなのでしょうか?


バニラアイスクリームの匂い?
牛さんのうんちに、バニラ香料のバニリンがあるのを発見したのは、日本人。
牛さんのうんち1kgに水4リットルを加えて200度で60分間加熱すると、
約50gのバニラ香料「バニリン」を抽出できるそうです。


抽出コストはバニラ豆を原料とする方法に比べて半分以下になるようです。


近年、世界的な異常気象などでバニラは不作となり、
バニラの価格はあっという間に高騰してしまいました。
主な産地は、マダガスカル、インド、メキシコなど。
すべて異常気象に見舞われています。
さらにこの異常気象は続くと予想され、
バニラアイスクリームなどの各種バニラ製品は、値上がりを続けています。

今後将来的に安定したバニラの供給は期待できないかもしれないのです。

バニラ香料は、アイスクリームやプリン、ケーキなど他、化粧品や日用品にも使われている必需品。


これからは、牛のうんちが大活躍するかもしれません。
年間182億トンという膨大な資源が日夜排泄されているのです。

いちご牛乳のイチゴの色だって、実は虫をすり潰して作った色ですから、
バニラアイスのバニラの香りが、牛のうんちだって、似たようなものです。

牛のうんちバスに乗って、
牛のうんちで作ったバニラアイスクリームを食べる。
そんな未来が来るのでしょうか?


今日もありがとうございます。

 
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