ゾウ。

以前当ブログで、
「 「ゾウに囁く人」の死と弔問客たち」
で野生のゾウたちが恩人の死を感じて、
葬儀に参列した話を書きました。

ゾウは、とても義理堅い動物です。

「ゾウに学ぶ家族と愛の在り方」では
ゾウたちが強い信頼関係で結ばれていることを書きました。


今日は、生後数日目に保護された新生仔だったゾウの赤ちゃんが成長し、
子供を産み、
その赤ちゃんゾウをお世話になった人たちに見せに来たお話です。



野生動物保護団体デイビッド・シェルドリック・ワイルドライフ・トラストDSWTの
フェイスブック英語版からの報告です。




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「今日はすごいニュース!これはすぐに皆さんに報告しなきゃ。
元孤児だったウェンディが、生まれたての娘を連れてやってきたの。」




ウェンディは、
2002年に生まれてすぐに保護されました。
お母さんは密猟で殺されてしまい、
ウェンディは生まれてすぐに飲むはずの初乳すら飲んだかどうかわからない状態でした。
初乳は、生後間もない新生児が生きていく上で最も大切なもの。

すぐに粉ミルクに初乳成分を混ぜて、与えられました。
そして、奇跡的に順調に成長したのです。
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飼育員ジュリアスの指を吸っています。
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とても懐いています。
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日傘で強い太陽光から守っています。
お母さんの代わりです。

とてもケアの行き届いて入ることがわかる写真です。
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そして立派に成長してお母さんになった姿。
生後数時間の赤ちゃんが、
ウェンディのおっぱいを吸っています。

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 ウェンディは今、トサボ国立公園内で暮らしているのですが、
赤ちゃんを産んですぐに、
自分が生まれ育った保護施設DSWTへと
赤ちゃんを見せにやってきたのです。


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「縁ある人を大切にする。」

一度繋がりを持った人とは、
たとえ遠く離れていても、
心を寄せることは出来ます。

思う気持ちに伴う愛と信頼が強ければ、距離は関係ないからです。

でも、
人の信頼関係は、
言葉の取り違いによっても、壊れてしまうことがあります。

誰もが、相手の本心を知っていながらも、
あえて相手の言葉の文字を、自分の解釈で受け止めてしまう傾向があるからです。

たいていは、その解釈は、悪い方向に受け取ります。
そこには相手の本心は、無いのにもかかわらず。

でも
表向きは、その関係が崩れてしまっても、
一度築いた信頼関係はそう簡単には無くなりません。
深い部分では繋がっているのではないでしょうか。





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