この写真、
米国ロサンジェルスの動物収容施設での写真です。

一人の少女が2匹の犬の前で泣き崩れています。

12063560_1015378403JohnHwang/Facebook

犬たちの名前は、マイヤとライカ。
ジャーマンシェパードとビーグルの雑種犬。
とてもかわいい犬たちです。

この犬たちは、
この少女の家族が飼っていたものの、
父親が世話を全くしないために、
やんちゃな状態となってしまい、
最終的に
飼育拒否して保護施設に送られたのです。


少女は、この犬たちをとても愛していました。
飼いたいけど、父親が許さない。

それで、ケージの前でずっと跪いたまま動けないのです。
どんなに辛い体験でしょう。
どんなにか心引き裂かれる出来事でしょう。
きっと彼女は、この出来事を一生忘れないでしょう。




犬を飼うということはとても素晴らしいこと。

人生がさらに充実します。

でも、
犬は生き物です。長生きします。
これから一生を共にするのですから、
当然、責任が伴います。

犬を飼う前に、よく考えることが必要なのです。


飼い始めたら、15-20年一緒に過ごせるような環境が整っているか。
毎日犬と過ごす時間が十分にとれるか。
新しい家族が増えるということは、経済的にも負担がかかることを理解しているか。
飼いたい犬種が、自分の生活スタイルに合っているか。



「松樹千年翠 」
(しょうじゅせんねんのみどり)

松は、
桜のような華やかさはありません。
カエデのような、見事な紅葉もありません。
四季の変化に合わせて、鮮やかな変化をする樹木ではありません。

四季を通して、いつでも変わらずに目立つことも無く、
緑の葉をつけ、
長生きしています。
松の木のように、目まぐるしく周りが変わってもかわらないものがあります。

それは人の心も同じ。
現代はお金儲けのために消費をあおり他人と比較競争させる社会。
そのような社会では、すべてが目まぐるしく変化しています。
流行に流され、
移ろいやすいものに目が奪われたまま生きていると、
大切な本質を見失ってしまう。

犬を飼うときにも、
テレビで人気の出た犬種は、どっと皆が飼い始めます。
でも、その犬種の捨て犬もどっと増えるのです。

それは本当に大切なものを見失っている証拠。

愛情もサクラの花のように最初だけ華やかで、
あとは見向きもしなくなるのでは
元も子もありません。

松の木のような変わらぬ安定した愛情が根底に必要です。

それがなければ、
何かあった時に、すぐに見捨ててしまうかもしれない。



生き物を飼うということは、
一生に渡り、全責任を持つこと。
衝動買いするものではありません。

まず自分の心の一番深い部分を意識することが大切だと思います。



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