ティッピ。

本名は、
ティッピ・ベンジャミン・オカンティ・ドュグレ
 
ティッピは、ヒッチコックの「鳥」に出演し、ライオンをペットとして飼育していた女優ティッピ・ヘドレンさんから命名。
オカンティは、アフリカのオヴァンボ族の言葉で「マングース」という意味。

ティッピは、ナミビアで生まれ、幼少時代をアフリカの大地で育ちました。
両親は、野生動物の写真家でした。

そのため、ティッピは幼少の頃から、
野生動物たちと共に成長していきました。

大きなゾウと遊び、
大きなカエルをぬいぐるみのように抱っこする。


野生のアフリカゾウのアブちゃんとは、とても仲良し。
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ティッピは、
ナミビアの原住民たちとも仲良しでした。
彼らから、さまざまな智恵を学びました。
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原住民族の言葉も話せます。
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10歳の時に、
両親の故郷であるフランスに行きました。
でも
そこは全く違う世界。

彼女は地元で有名なフランスの公立学校に入学しました。
でも、
都会での暮らしにはなかなかなじめず、
学校は2年間で止め、
在宅で勉強することになりました。

その間何度もアフリカへ行きました。
 
23歳になってパリで映画製作を学び、
国際環境映画祭の子供部門で働きました。
フランスのテレビ番組に出演したり
"Tippi of Africa" という本を執筆しました。

こちらは、ティッピの名前の由来となった女優のティッピ・ヘドレンさん。
for-your-consideration-feature-2gettyimages/LIFE Magazine

 そして、
こちらが、大きく成長したティッピ。 

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ティッピは、
人と野生動物たちが、心から交流できることを体験から示してくれました。




下載清風　（かさいのせいふう）

積み荷を下した船は、清らかな風にのって航海する様子。
つまり
不要な物が無ければ、とても自由に本来の動きが出来る。

これは、
心の荷物を満載した自分のことを示しています。


ティッピの自由な心、自由な動きを感じてみてください。

「大人の人は、着飾って、いろいろな物を持っているから、動物たちは警戒してしまうの」
と言っていました。



荷物の中でも、特に重荷になるのは「偏見」。

ライオンをみたら、多くの人は凶暴とか猛獣という偏見をすでに持っています。
それはまるで、
テロリストは〇〇人だったから、〇〇人は凶暴と言っているようなもの。

人は多くの動物たちにも偏見を持っています。
でも
私たちは、動物たちの本当の姿を知りません。


すべての偏見を消し去って
ティッピのように
無垢な心で動物たちと向き合った時に
はじめて
本当の共存共栄が始まるのでしょう。 



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