ブラジルの病院で入院中の
末期がんの女性。


家には、愛犬を残したまま、入院しています。

癌の苦痛を取り除く緩和ケアをしているので、
在宅治療ができず、
入院しています。

入院中に何度も愛犬に面会したいことを医師に伝えましたが、
衛生上の規定から、
許可されることはありませんでした。


でも、
この女性の切なる願いをかなえるべく、
病院側も考えました。

動物を入れても大丈夫な場所へ女性を移動してもらい、
念願の面会を果たしたのです。


彼女が、残りの余生で最も望んでいた瞬間です。

hospitaldog Youtube

ワンちゃんもすごく嬉しそう。
hospitaldog22 Youtube



動画です。


飼い主に会うことが出来て、
喜ぶ愛犬を
か弱くなった細い腕で抱きとめる女性。

病院のスタッフたちも、感動し、
心打たれたことでしょう。

この後、この病院では、
人生の最後に愛する動物たちと面会できるよう
取り計らっていくようです。




いつも思いますが、
病院にはさまざまなルールがあります。
以前は、携帯電話も禁止でした。
もちろん動物も禁止。

私がオーストラリアにいた時には、
人の病院内に、猫たちが自由に歩き回り、
患者たちや病院スタッフたちを癒していました。

猫がいると華やかになり、
心安らぐのです。

もちろん
動物アレルギーの人も動物が嫌いな人もいるでしょうから、
しっかりとした配慮も必要です。
衛生面の管理も必要でしょう。

でも、しっかりとしたガイドラインを確立した上で
もっと積極的に動物たちの導入を考えてもいいと思います。

病院Hospitalの語源は、
ラテン語のhospesおよびhospitis(共に客人)に由来します。

同様にHospitality(心のこもったおもてなし)やHotelも同様の語源です。

Hospitalityには、
どんな人に対しても分け隔てなく思いやりのある心で対応することという意味で使われます。
病院では、
治療する前に、
心の込めたおもてなしが出来る場所でありたいものです。


そして
治療者は常に、
Cure(治癒)
Care(思いやり)
相補的なものだということを念頭においていただきたいと思います。



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