セバスチャン・サルガド(Sebastiao Salgado)

ブラジルの写真家です。

世界10ヵ国をこえる国々を取材し、
貧困、飢餓、過酷な生活、迫害、内戦など多くの人類と地球の問題を撮影し、
多くの賞を受賞しています。

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彼の業績は、
2015年に
「セバスチャン・サルガド---地球へのラブレター」(The Salt of the Earth)
として映画化されました。

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サルガド氏は、
1944年ブラジルの農家の生まれ。
幼少期には、農園の半分は熱帯雨林で
鳥や動物たちと共に暮らす理想的な環境でした。


一般の仕事をしていた時にカメラと出会い、
1973年から写真家として活動を開始しました。


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これらの写真を見ても、
自然や自由なものとはかけ離れています。

貧困、飢餓、過酷な生活、迫害、内戦など多くの人類の抱える問題と直面してきました。


1990年代にルワンダ大虐殺の取材で、
人類の行為に絶望感を抱き、
心に大きなダメージを受けてしまい、
体調も崩し
活動休止



彼は写真家として、眼のあたりにしたのが、
「人類による無差別な地球の略奪」

「絶滅に瀕した地球環境」
だったのです。


彼は
心の傷を癒すために
子供の頃に過ごした農村に還りました。


そこで、父親から農園を譲り受けました。

ところが、
かつてあったたくさんの自然が消えてしまっていたのです。


農園の敷地の50%以上あった自然界が
たったの0.5%にまで減っていたのです。
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発展という名目の、「破壊」でした。

絶望感に襲われた彼に、
妻は一言「熱帯雨林を復活させたら?」

そして
彼は、妻と共に植林活動を開始して、
熱帯雨林を蘇らせたのです。
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そして、そこを国立公園にしたのです。

それによって彼自身も再び光を取戻し、
また写真家として再開。


今度は、原初の地球の姿、野生動物たちなどを撮り始めました。

それは
未来の地球に残すべきものがあることを知ってもらい、
人々に考えてもらうためでした。


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もともと自然界には大きなバランスをとる作用があり、
それは、
人間を含む、あらゆる動物に備わっています。


だから、
すべての生き物たちは、
大自然の調和の中で
特定の種だけが暴走することなく、
お互いに共生し合うように、
本能的に秩序を保つ作用が働いているのです。

その本能は、個体を超えて、種の単位でも働いています。


人間も、本来この秩序を保つ能力を持っていました。


でも、動物たちと違うこととして、
人は現在に生きながら
未来や過去を考えることが出来ると言う点があります。


これは正しく使えば、
過去を反省し、
よりよい未来へ向かって
行動の指針が得られることを意味します。


でも
たいていは、
過去の過ちから、反省ではなく未来への恐怖へと転換してしまうのです。
ネガティブな感情の連鎖に使われてしまったのです。


それによって、
多くの人のネガティブな想念が歪となって、
エネルギー場に蓄積されているのです。



長い歴史の中で蓄積されたさまざまな歪、
人工的で不自然な社会、
多くの抑圧された感情や罪悪感が、

暴力的で、ネガティブ、悲嘆的な形となって
この世界と人間の内側の世界共に
大きな混乱状態を引き起こしてしまいました。


そして、
本来自らに備わる自浄作用や秩序と調和を保つ力を忘れ、

まるで癌細胞のように欲望優先の心が増殖してしまいました。


その結果が、今の地球に表れています。 

貧富の差、飢餓、過酷な労働、迫害、争い、無差別な略奪・・・・。


さらに、
人々は
他の生物種を次々と絶滅に追いやり、
自然界の秩序を大きく乱していても、
罪悪感すら感じることなく、
慈悲の心が麻痺しています。

驚くことに、
今では自らの種族でさえ殺していく・・・
貧困層の人々を病気や戦争などを作り出すことによって
人口削減も実行しはじめています。


神から人間に与えられたはずの「純粋理性」。

心を調和へと導き、秩序を保つこの「純粋理性」という誰もが持っている贈り物を、
多くの人がすっかり忘れてしまっています。



でも、
今になって目覚めつつある人たちが次々と出てきました。
これを読んでくれている人も、もちろんそうです。



目覚めつつある人たち
そして
目覚めた人たちが

もう一度地球に調和を取り戻すには、
どうしたらいいか、
各々の心の中に問い、
調和を目指して活動していく必要があります。





サルガド氏は、写真からそれを世界の人々に訴えています。
(日本語字幕が選べます。)
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