この指先に乗るお魚の写真。

メカジキの赤ちゃんです。

swordfish1Facebook

メカジキは、
全長4m、体重300kgを超える大型のお魚で、
カジキ類の中でも最大級です。

メスはオスよりも大きく、
最大770kgを超える個体もいます。


目がとても大きく、上顎が角のように巨大で長く突出しています。

成魚になると
すごい迫力です。
SwordfishARKive.org

骨格も。
Swordfish_skeletonWikipedia


この剣のように鋭い上顎は、「吻」と呼ばれます。

吻は狩りに使われ、
その骨は、
大きな衝撃にも耐えられる、
とても丈夫なものです。

哺乳類では、
骨を丈夫に保つためには、
骨芽細胞によって新しい骨を形成しながら
破骨細胞によって古い骨を吸収していきます。

そうして
常に健康な骨を維持しているのです。
これを
「骨のリモデリング」といいます。



ところが、
メカジキでは、
全く違う独自の方法で
骨を丈夫にしてることが判明しています。


哺乳類に見られるリモデリングの細胞が見つからないのに
リモデリングされているのです。

これが
メカジキとクロカジキの吻の骨の構造です。
1412372111fig02ncbi.nlm.nih.gov




とても強い骨の強度を持つ馬と比較しても
とても骨の構造が強固です。


1412372111fig04ncbi.nlm.nih.gov


人、馬、各種カジキ類、魚の骨の強度比較でも
カジキの吻の骨の強度は
やはり強いのです。



1412372111fig05ncbi.nlm.nih.gov




人間の無慈悲な活動によって
生物の大量絶滅期に入った今になって
多くの生き物たちが地球上から去ろうとする今になって


ようやく

人は
すべての生物が
限りない智恵を持っていることに
気づき始めたようです。



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