米国最大の海洋テーマパークを運営する
シーワールド・エンターテインメントが、
オルカの繁殖を中止することを発表しました。
さらに
ショーを段階的に中止していくことも発表。
HuffingtonPost
ちょうどシーワールドでは、
「ブルー・ワールド」計画という
3億ドルという巨額な資金を使った
オルカの飼育エリアの拡張計画を練っていた矢先のこと。
オルカの扱いについての厳しい世論を考慮して
大きな方向転換を決断することになりました。
2010年に
フロリダ州オーランドにあるシーワールドで
女性の調教師がオルカに水中へ引きづりこまれて亡くなる事件が発生。
その後、このオルカに関するドキュメンタリー映画
「ブラックフィッシュ」が制作され、
2013年に公開されました。
この映画をきっかけに
オルカの飼育環境をはじめ
さまざまな問題点が大きく取り上げられることになりました。
ちなみに、
この映画の主人公で実在するティクリムは
結局海へ戻されることなく
現在死の縁にいます。
(ひかたま「ティクリムが瀕死」)
この映画の公開後、
シーワールドは、
来場者数は激減し、業績が低迷、
最高経営責任者(CEO)が辞任に追い込まれてしまったのです。
さらに
カリフォルニア州沿岸委員会は
シーワールドに対して、
同州内でのオルカの繁殖を中止する旨の通達を出していました。
さらに
シーワールドの元飼育員や長年勤めた調教師らからの
内部告発も続きました。
ひかたま「ティクリムが瀕死」
今日もありがとうございます。
動物たちの現状を多くの人に知っていただくために、
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シーワールド・エンターテインメントが、
オルカの繁殖を中止することを発表しました。
さらに
ショーを段階的に中止していくことも発表。

ちょうどシーワールドでは、
「ブルー・ワールド」計画という
3億ドルという巨額な資金を使った
オルカの飼育エリアの拡張計画を練っていた矢先のこと。
オルカの扱いについての厳しい世論を考慮して
大きな方向転換を決断することになりました。
2010年に
フロリダ州オーランドにあるシーワールドで
女性の調教師がオルカに水中へ引きづりこまれて亡くなる事件が発生。
その後、このオルカに関するドキュメンタリー映画
「ブラックフィッシュ」が制作され、
2013年に公開されました。
この映画をきっかけに
オルカの飼育環境をはじめ
さまざまな問題点が大きく取り上げられることになりました。
ちなみに、
この映画の主人公で実在するティクリムは
結局海へ戻されることなく
現在死の縁にいます。
(ひかたま「ティクリムが瀕死」)
この映画の公開後、
シーワールドは、
来場者数は激減し、業績が低迷、
最高経営責任者(CEO)が辞任に追い込まれてしまったのです。
さらに
カリフォルニア州沿岸委員会は
シーワールドに対して、
同州内でのオルカの繁殖を中止する旨の通達を出していました。
さらに
シーワールドの元飼育員や長年勤めた調教師らからの
内部告発も続きました。
今後は
ショーに代わって、
野生のオルカの厳しい現状についての教育を主眼とした展示を行う予定。
さらに、
海洋動物の救助活動にも力を入れていく予定だそうです。
この決定は、動物保護団体 Humane Society of the United Statesも
全面的に支持し、
今後
調査や教育で連携する方針を明らかにしています。
また
別の大きな動物愛語団体であるPETAも
シーワールドの決定を支持する一方で
今いるオルカの中で野生に戻せるものは戻してほしいとの要望を出しています。
しかしながら、
シーワールド側では
今のところその予定はないとのことです。
今回のシーワールドの決定は、
厳しい世論の中で
消費者はこの決断に前向きな反応を示し
今後の来場数と収入の増加を見込んだ決断です。
米国クジラ・イルカ保護協会の2014年の調査では、
米国の成人の約半数が
オルカの飼育に反対すると回答しています。
映画「ブラックフィッシュ」以降
狭い水槽にオルカを閉じ込めるのを見ることが苦痛になった人も多いといいます。
そして
飼育反対の意見は
年々増加しています。
今後は、来場者たちが知らない地道な活動を
もっと前面に出していくことが必要なことだと思います。
こちらも是非お読みください。
ひかたま「オルカとネイチャーネットワーク構想」
そして
今
狭いプールに囚われ
自由を奪われているオルカたちです。
Kasatka, ♀
シーワールド@サンディエゴ
37年目
1歳の時にアイスランド沖で捕獲
Flickr/Bryce Bradford
Corky 2, ♀
シーワールド@サンディエゴ
44年目
3歳の時にカナダで捕獲

Orkid, ♀
シーワールド@サンディエゴ
28年目
人工プールで生まれ、
本当の海を知らない。
Facebook/Sea World San Diego Orcas
Tilikum, ♂
シーワールド@オーランド
31年目
2歳の時にアイスランドで捕獲
Facebook/The Orca Project
Kayla, ♀
シーワールド@オーランド
28年目
人工プールの中で生まれ、本当の海を知らない。
Flickr/Jeff Kraus
Ulises, ♂
シーワールド@サンディエゴ
33年目
3歳の時にアイスランドで捕獲
Facebook/Sea World San Diego Orcas
Katina, ♀
シーワールソ@オーランド
36年目
2歳の時にアイスランドで捕獲
Facebook/Katina orca
Shouka,♀
シーワールド@サンディエゴ
23年目
人工プールで生まれ、本当の海を知らない。
Flickr/Jerry
Tuar, ♂
シーワールド@サンアントニオ
17年目
人工プールで生まれた。

Nakai,
シーワールド@サンディエゴ
15年目
人工プールで生まれた。
Facebook/The Orca Project
Ikaika,♂
シーワールド@サンディエゴ
14年目
人工プールで生まれた。
Flickr/mliu92
Kalia, ♀
シーワールド@サンディエゴ
12年目
人工プールで生まれた。

Takara, ♀
サンアントニオ
25年目
人工プールで生まれた。

Keet, ♂
シーワールド@サンディエゴ
23年目
人工プールで生まれた。
Flickr/lolilujah
Kyuquot, ♂
シーワールド@サンアントニオ
25年目
人工プールで生まれた。

Trua, ♂
シーワールド@オーランド
11年目
人工プールで生まれた。
Flickr/Bryce Bradford
Nalani, ♀
シーワールド@オーランド
10年目
人工プールで生まれた。
Flickr/Rich Jacques
Flickr/Rich Jacques
Makaio, ♂
シーワールド@オーランド
6年目
人工プールで生まれた。
Facebook/Makaio
Kamea, ♀
シーワールド@サンアントニオ
3年目
人工プール生まれ。
Twitter
Amaya, ♀
シーワールド@サンディエゴ
1年目
人工プールで生まれた。
Instagram
Makani, ♂
シーワールド@サンディエゴ
3年目。
人工プールで生まれた。
Instagram
Sakari, ♀
シーワールド@サンアントニオ
6年目
人工プールで生まれた。
Instagram
こちらも
ひかたま「オルカとネイチャーネットワーク構想」
ひかたま「 絶滅へ向かう欧州のオルカ」
ひかたま「優しい会社:オルカのためにCMを制作」ショーに代わって、
野生のオルカの厳しい現状についての教育を主眼とした展示を行う予定。
さらに、
海洋動物の救助活動にも力を入れていく予定だそうです。
この決定は、動物保護団体 Humane Society of the United Statesも
全面的に支持し、
今後
調査や教育で連携する方針を明らかにしています。
また
別の大きな動物愛語団体であるPETAも
シーワールドの決定を支持する一方で
今いるオルカの中で野生に戻せるものは戻してほしいとの要望を出しています。
しかしながら、
シーワールド側では
今のところその予定はないとのことです。
今回のシーワールドの決定は、
厳しい世論の中で
消費者はこの決断に前向きな反応を示し
今後の来場数と収入の増加を見込んだ決断です。
米国クジラ・イルカ保護協会の2014年の調査では、
米国の成人の約半数が
オルカの飼育に反対すると回答しています。
映画「ブラックフィッシュ」以降
狭い水槽にオルカを閉じ込めるのを見ることが苦痛になった人も多いといいます。
そして
飼育反対の意見は
年々増加しています。
水族館や海洋テーマパークは、
展示やショーだけではなく、
研究や教育といった観光客には見えない部分でも地道な活動を行っています。
今後は、
もっと前面に出していくことが必要なことだと思います。
こちらも是非お読みください。
ひかたま「オルカとネイチャーネットワーク構想」
そして
今
狭いプールに囚われ
自由を奪われているオルカたちです。
Kasatka, ♀
シーワールド@サンディエゴ
37年目
1歳の時にアイスランド沖で捕獲

Corky 2, ♀
シーワールド@サンディエゴ
44年目
3歳の時にカナダで捕獲

Orkid, ♀
シーワールド@サンディエゴ
28年目
人工プールで生まれ、
本当の海を知らない。

Tilikum, ♂
シーワールド@オーランド
31年目
2歳の時にアイスランドで捕獲

Kayla, ♀
シーワールド@オーランド
28年目
人工プールの中で生まれ、本当の海を知らない。

Ulises, ♂
シーワールド@サンディエゴ
33年目
3歳の時にアイスランドで捕獲

Katina, ♀
シーワールソ@オーランド
36年目
2歳の時にアイスランドで捕獲

Shouka,♀
シーワールド@サンディエゴ
23年目
人工プールで生まれ、本当の海を知らない。

Tuar, ♂
シーワールド@サンアントニオ
17年目
人工プールで生まれた。

Nakai,
シーワールド@サンディエゴ
15年目
人工プールで生まれた。

Ikaika,♂
シーワールド@サンディエゴ
14年目
人工プールで生まれた。

Kalia, ♀
シーワールド@サンディエゴ
12年目
人工プールで生まれた。

Takara, ♀
サンアントニオ
25年目
人工プールで生まれた。

Keet, ♂
シーワールド@サンディエゴ
23年目
人工プールで生まれた。

Kyuquot, ♂
シーワールド@サンアントニオ
25年目
人工プールで生まれた。

Trua, ♂
シーワールド@オーランド
11年目
人工プールで生まれた。

Nalani, ♀
シーワールド@オーランド
10年目
人工プールで生まれた。

Malia, ♀
シーワールド@オーランド
9年目
人工プールで生まれた。
シーワールド@オーランド
9年目
人工プールで生まれた。

Makaio, ♂
シーワールド@オーランド
6年目
人工プールで生まれた。

Kamea, ♀
シーワールド@サンアントニオ
3年目
人工プール生まれ。

Amaya, ♀
シーワールド@サンディエゴ
1年目
人工プールで生まれた。

Makani, ♂
シーワールド@サンディエゴ
3年目。
人工プールで生まれた。

Sakari, ♀
シーワールド@サンアントニオ
6年目
人工プールで生まれた。

こちらも
ひかたま「オルカとネイチャーネットワーク構想」
ひかたま「 絶滅へ向かう欧州のオルカ」
ひかたま「ティクリムが瀕死」
今日もありがとうございます。
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