九州の被害に遭われた方々
その関係者の方々
心からお見舞い申し上げます。
今日は
シカの命の話です。
今週
静岡県の国道1号線のバイパスに
一頭のシカが山から市街地に迷い込んでしまいました。
シカは、
オスのニホンジカで
体長約1m20cm、
年齢はおよそ2歳の若い個体。

好奇心旺盛な歳で
森から出て
道に迷ってしまったのでしょう。
その関係者の方々
心からお見舞い申し上げます。
今日は
シカの命の話です。
今週
静岡県の国道1号線のバイパスに
一頭のシカが山から市街地に迷い込んでしまいました。
シカは、
オスのニホンジカで
体長約1m20cm、
年齢はおよそ2歳の若い個体。

好奇心旺盛な歳で
森から出て
道に迷ってしまったのでしょう。
警察官や市の職員などが
網を使って捕獲を試みましたが
動きの素早いシカは捕まりません。
その後、
シカは公園に逃げ込んだため、
猟友会の人たちによって麻酔銃を使用。
4回目の麻酔でようやく効き始め
公園脇の林の中で
眠り始めたシカを無事に捕獲。
それから、
シカをロープで保定して
そのまま殺処分。
この処置をめぐり
ネットでは
「本当に適切な処置なのか」「かわいそう」「人間の勝手な都合では」
などといった
処置に対する疑問が多くあったようです。
先日オーストラリアでも
シカの命をめぐる事例がありました。
オーストラリアでは、
海外から持ち込まれたシカが
野生で繁殖してしまい、
生息しています。
日本と違って
オーストラリアのシカは、
オーストラリア固有の動植物のバランスを崩す外来種として扱われています。
つまり
日本固有種のシカとしてよりも
はるかに敵視され、
当然ながら、外来種として徹底して駆除されてきました。
そのような中で
オーストラリアのビクトリア州に住む19歳のアンドリューくんが、
栄養失調となり衰弱した生後間もないシカの赤ちゃんを
助けたのです。
アンドリューは
シカに「ルドルフ」と名付けて
可愛がりました。
Facebook
しかしながら、
野生動物管理にとても厳しいオーストラリア。
行政は、
この保護活動に問題があるとして、
裁判所命令が下され、
アンドリューからシカの赤ちゃんは取り上げられてしまったのです。
そして
シカの赤ちゃんはそのまま安楽死が決定されました。
これに対して
アンドリューくんは、
弁護士と共に
「シカの赤ちゃんが危険だという主張は納得いかない」として、
ルドルフの殺処分撤回を求めて法廷で闘うことになりました。
アンドリューと動物愛護家たちは
ネットでもルドルフを助けるためのキャンペーンを行いました。
ネットでも話題になり
テレビ番組でもこの問題が取り上げられました。
そして
最終的に
ビクトリア州の最高裁まで争うことになり、
殺処分撤回という異例の寛大な判決を勝ち取ったのです。
この法廷闘争の間
行政側はルドルフの居場所を公表することはありませんでした。
そして
こちらは最高裁で勝訴した時のルドルフの様子。
Facebook
そして
アンドリューとルドルフの感動の再会。
facebook
地元の新聞にも取り上げられました。
ルドルフはいまや
殺処分される心配なく
安心して暮らせる保護区にいます。
facebook
アンドリューの
「ルドルフを助ける」という
強い意志がなければ、
ここまでたどり着けなかったことでしょう。
facebook
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網を使って捕獲を試みましたが
動きの素早いシカは捕まりません。
その後、
シカは公園に逃げ込んだため、
猟友会の人たちによって麻酔銃を使用。
4回目の麻酔でようやく効き始め
公園脇の林の中で
眠り始めたシカを無事に捕獲。
それから、
シカをロープで保定して
そのまま殺処分。
この処置をめぐり
ネットでは
「本当に適切な処置なのか」「かわいそう」「人間の勝手な都合では」
などといった
処置に対する疑問が多くあったようです。
先日オーストラリアでも
シカの命をめぐる事例がありました。
オーストラリアでは、
海外から持ち込まれたシカが
野生で繁殖してしまい、
生息しています。
日本と違って
オーストラリアのシカは、
オーストラリア固有の動植物のバランスを崩す外来種として扱われています。
つまり
日本固有種のシカとしてよりも
はるかに敵視され、
当然ながら、外来種として徹底して駆除されてきました。
そのような中で
オーストラリアのビクトリア州に住む19歳のアンドリューくんが、
栄養失調となり衰弱した生後間もないシカの赤ちゃんを
助けたのです。
アンドリューは
シカに「ルドルフ」と名付けて
可愛がりました。

しかしながら、
野生動物管理にとても厳しいオーストラリア。
行政は、
この保護活動に問題があるとして、
裁判所命令が下され、
アンドリューからシカの赤ちゃんは取り上げられてしまったのです。
そして
シカの赤ちゃんはそのまま安楽死が決定されました。
これに対して
アンドリューくんは、
弁護士と共に
「シカの赤ちゃんが危険だという主張は納得いかない」として、
ルドルフの殺処分撤回を求めて法廷で闘うことになりました。
アンドリューと動物愛護家たちは
ネットでもルドルフを助けるためのキャンペーンを行いました。
ネットでも話題になり
テレビ番組でもこの問題が取り上げられました。
そして
最終的に
ビクトリア州の最高裁まで争うことになり、
殺処分撤回という異例の寛大な判決を勝ち取ったのです。
この法廷闘争の間
行政側はルドルフの居場所を公表することはありませんでした。
そして
こちらは最高裁で勝訴した時のルドルフの様子。

そして
アンドリューとルドルフの感動の再会。

地元の新聞にも取り上げられました。
ルドルフはいまや
殺処分される心配なく
安心して暮らせる保護区にいます。

アンドリューの
「ルドルフを助ける」という
強い意志がなければ、
ここまでたどり着けなかったことでしょう。

静岡県では
あっさりと道に迷っただけのシカを
捕獲後に
あっさりと殺処分しました。
シカは食害するから
という理由です。
これでは
戦争中に
敵国は害だから
その国の国民は殺してもいいという
異常な思想と変わりないように思えます。
毎回このような処置で
あっさりと道に迷っただけのシカを
捕獲後に
あっさりと殺処分しました。
シカは食害するから
という理由です。
これでは
戦争中に
敵国は害だから
その国の国民は殺してもいいという
異常な思想と変わりないように思えます。
毎回このような処置で
市民の納得は得られるのでしょうか。
なにか事が起こり
それに対して
さまざまな立場から
さまざまな立場から
疑問と意見が出ます。
さまざまな意見を尊重し
それらを検討して
少しずつでも
さまざまな意見を尊重し
それらを検討して
少しずつでも
よりよい対策を練り、
よりよい未来へ繋げていく。
そういうことが必要だと思います。
そういうことが必要だと思います。
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コメント
コメント一覧
シカを神聖視する地域や国もありますし、何だか畏れ多い気がしますね。
一方、オーストラリアのルドルフの殺処分を最高裁が撤回しました。
野生動物管理に厳しいはずのオーストラリアの最高裁が寛大な判決を下した理由は
何だったのかしら? まさか判決文に 「世論の沈静化」 とは書けないはずで、
ちょっと興味があります。