ヒョウ。

leopard-01weknowyourdreamz.com

アフリカ大陸からアラビア半島、ユーラシア大陸の東の端にまで
生息域はとても広く
分布していました。

ところが、
現在
ヒョウの生息域の75%
すでに
失われてしまったことが判明しました。


ヒョウの生息地を急速に奪ったのは、
長い歴史の中で
まだたったの数十年です。


世界全体の生息域

緑色の場所が現存する地域。
黄緑色の場所は、点在する地域。
赤色は、絶滅した地域。
Leopard_distribution2Wikipedia

今回の新たな調査では
より詳細に検討されています。

以下の図は
緑色が現在の生息域
黄緑色は、もしかしたら生息しているかもしれない地域
黄色は、絶滅したであろう地域
灰色は、もともとの生息していた地域
です。


中国中央部から北部
ほとんどの安心して生息する場所がありません。
lep5cPeerJ


朝鮮半島。
やはりほとんど絶滅に向かっています。

韓国では、
最近最後のヒョウが亡くなり
絶滅しました。

かつては
日本にも野生のヒョウがいて
絶滅したことを知らない人も多いですよね。

lep5bPeerJ


インドネシア。
これだけ大自然の豊富な場所でも
いまや
安住な場所はありません。

lep5PeerJ


東南アジア
やはり絶滅が心配です。

lep5aPeerJ


スリランカ。

まだ残っています。
lep3PeerJ


インド

広大な生息域が
細々と分断され、
人と動物の衝突が絶えない問題が発生しています。

例えば、
インド北部のウッタラーカンド州の村では、
立て続けにヒョウが人を襲う事件が続いています。
夜遅くに酔っ払いが襲われることが多いようです。

この地域は、
ヒマラヤの絶景が望め、
森の中の石窟遺跡などもあるため、
ヒョウの生息地がどんどん開発されているようです。

インドは、将来的に
人とヒョウが共存できるかどうかの試金石になるかもしれません。

インドでは、
人が猛獣に襲われると
その猛獣を殺したり、
森にすむ動物たちは捕獲して、
別の地域に放すという一般的な方法を行ってきました。

でもそれが、人を襲う頻度を高めているのです。


lep3bPeerJ


西南アジア
まだ多少残っています。
lep3cPeerJ


アラビア半島

風前の灯です。
lep3aPeerJ

中央アフリカ
かろうじて広大な土地が残されています。


lep2PeerJ


東アフリカ

lep1aPeerJ


北アフリカ
ほぼ壊滅。
lep1bPeerJ

西アフリカ

急速に猫科の動物が消えてきた地域

lep1PeerJ


南アフリカ
なんとか保護しなければならない最後の砦。


lep1cPeerJ



あれ、
この図は
どこかで見たのと似ている・・・。




北米先住民族分布地図です。

1784年
1784Vox.com

1820年
1820Vox.com

1860年
1860Vox.com

1870年

1870Vox.com

1895年
1895Vox.com



長い人類の歴史の中で
これだけ短期間に
あっという間に
殺されていったことに驚きです。


もし北米が
平和なままだったなら、
今頃は
このような地図になっていたのでしょう。
no titleVox.com



私たちは、
これらの分布図から
学び
そして
行動しなければならない
差し迫った課題があります。



今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。


人気ブログランキングへ