ネズミイルカ
小柄で丸っこい体格のイルカの総称です。
ネズミイルカ属は
急激に個体数が減少しています。
今回は
コガシラネズミイルカのお話です。
/thewinterdolphinchronicles.wordpress.com
メキシコ(カリフォルニア湾)固有種です。
最大全長140cm程度と
クジラ目の中で世界最小クラスのイルカです。
お化粧しているような顔が特徴です。
savenaturesavehuman
このイルカを保護する
International Committee for the Recovery of the Vaquita
によると、
コガシラネズミイルカは、
あっという間に激減し、
2012年には
200頭、
2014年には
100頭以下となり
そして
今は
地球上に
あと
60頭しかいません。
ほんの少し前までは
まだ多かったのですが
激減。
IUCN
このままでは
あと数年で
地球上から完全に姿を消すことは
ほぼ確実とみなされるようになりました。
このイルカは、
沿岸の浅い海域を好み、
水深30mより深い海域には
行きません。
そのため、
漁船に捕まってしまうのです。
こちらは
WWF
Twitter
今まで
絶滅を回避するために
様々な対策がとられてきました。
にもかかわらず、
激減は止められない。
なぜならば
その原因は
トトアバの密漁にあったのです。
トトアバ。
海のコカインと称されます。
闇市場で、お金儲けになるからです。
こちらも
絶滅が危惧される貴重な魚。
.smithsonianmag.com
ニューヨークタイムズの取材によると
この魚の浮袋が、
闇市場で
1kgあたり100万円という
とても高価な価格で取引されていました。
香港では
「花膠(ファーカーウー)」
と呼ばれています。
コガシラネズミイルカは
トトアバの密漁で
一緒に捕獲されてしまうのです。
メキシコでは、
2015年に
2年間にわたる刺し網漁の禁止を実施、
コガシラネズミイルカを保護する海域を
今までの10倍となる1万3000平方キロに拡大しました。
さらに
海軍まで動員した密漁パトロールを行い、
漁業関係者に対しては、
漁業禁止区域の拡大の対価として
2年間で約70億円相当の補償を行いました。
それでも
激減は止まりません。
実質上
トトアバの密漁が
止まらないからです。
コガシラネズミイルカの生息地は
世界でも
ほんの限られた地域です。
いま全面禁止しなければ、
もう
あとはありません。
Wikipedia
一人でも
多くの人が
トトアバ入りのスープを拒否していくことも必要です。
密漁は
需要があるから
止まらないからです。
まさか
魚の浮袋のスープを飲むことで
イルカが絶滅するとは
多くの人は
思いもよらなかったかもしれません。
でも、
すべての生き物は、
どこかで繋がり合って
生きているのです。
私たちは、
そのことをもっと
配慮深く考える必要があります。
今日もありがとうございます。
動物たちの現状を多くの人に知っていただくために、
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小柄で丸っこい体格のイルカの総称です。
ネズミイルカ属は
急激に個体数が減少しています。
今回は
コガシラネズミイルカのお話です。

メキシコ(カリフォルニア湾)固有種です。
最大全長140cm程度と
クジラ目の中で世界最小クラスのイルカです。
お化粧しているような顔が特徴です。

このイルカを保護する
International Committee for the Recovery of the Vaquita
によると、
コガシラネズミイルカは、
あっという間に激減し、
2012年には
200頭、
2014年には
100頭以下となり
そして
今は
地球上に
あと
60頭しかいません。
ほんの少し前までは
まだ多かったのですが
激減。

このままでは
あと数年で
地球上から完全に姿を消すことは
ほぼ確実とみなされるようになりました。
このイルカは、
沿岸の浅い海域を好み、
水深30mより深い海域には
行きません。
そのため、
漁船に捕まってしまうのです。
こちらは
WWF

今まで
絶滅を回避するために
様々な対策がとられてきました。
にもかかわらず、
激減は止められない。
なぜならば
その原因は
トトアバの密漁にあったのです。
トトアバ。
海のコカインと称されます。
闇市場で、お金儲けになるからです。
こちらも
絶滅が危惧される貴重な魚。

ニューヨークタイムズの取材によると
この魚の浮袋が、
闇市場で
1kgあたり100万円という
とても高価な価格で取引されていました。
米国では、
トトアバの浮袋が
メキシコから密輸される事件が多発しています。
当局に押収されています。
californiadiver.com
トトアバの浮袋は
「マウ」と呼ばれ、
中国料理の四大干し物の一つとして珍重され
中国や香港の高級レストランで
スープに使われる食材となっています。
トトアバの浮袋が
メキシコから密輸される事件が多発しています。
最近も
約3億6000万円相当の
トトアバの浮袋の密輸が発覚し約3億6000万円相当の
当局に押収されています。

トトアバの浮袋は
「マウ」と呼ばれ、
中国料理の四大干し物の一つとして珍重され
中国や香港の高級レストランで
スープに使われる食材となっています。
香港では
「花膠(ファーカーウー)」
と呼ばれています。
コガシラネズミイルカは
トトアバの密漁で
一緒に捕獲されてしまうのです。
メキシコでは、
2015年に
2年間にわたる刺し網漁の禁止を実施、
コガシラネズミイルカを保護する海域を
今までの10倍となる1万3000平方キロに拡大しました。
さらに
海軍まで動員した密漁パトロールを行い、
漁業関係者に対しては、
漁業禁止区域の拡大の対価として
2年間で約70億円相当の補償を行いました。
それでも
激減は止まりません。
実質上
トトアバの密漁が
止まらないからです。
コガシラネズミイルカの生息地は
世界でも
ほんの限られた地域です。
いま全面禁止しなければ、
もう
あとはありません。

一人でも
多くの人が
トトアバ入りのスープを拒否していくことも必要です。
密漁は
需要があるから
止まらないからです。
まさか
魚の浮袋のスープを飲むことで
イルカが絶滅するとは
多くの人は
思いもよらなかったかもしれません。
でも、
すべての生き物は、
どこかで繋がり合って
生きているのです。
私たちは、
そのことをもっと
配慮深く考える必要があります。
今日もありがとうございます。
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コメント
コメント一覧
という欲求は、庶民には到底理解できません。
違法であることを知らずに注文しているのかも知れませんね。
密輸業者やブローカーは入手ルートを明かしませんから、もしかしたら中国料理店も
違法とは知らない可能性もあります。だから需要がなくならない。
トトアバのスープの味は知りませんが、これこそトトアバ風味の調味料の開発が必要
なのでは? またはトトアバの養殖とか?
時間はかかると思いますが、今ではウナギもフグもマグロも養殖されています。
違法なトトアバを後ろめたく食べるよりずっとイイと思いますが。
技術的にはどちらもできそうなのに…ね。
トトアバが一般大衆化されたら、大富豪はトトアバを注文しなくなると思いますよ(笑)
それ以外にも、色々なものを食するようですが
もはや、《狂った食欲》は捨てさせなければいけない局面に来たと思います。
まず、法律で取り締まることが先決だと思います。