米国インディアナ動物園が
展示の花形の一つであったホッキョクグマの展示を
永久終了することを今週発表しました。


ここにいるホッキョクグマは
タンドラ、29歳です。
サンディエゴ動物園生まれ。
2歳の時に
インディアナポリス動物園に
ホッキョクグマ飼育施設が完成した1988年やってきました。

tundaraDETROIT ZOO/Mark Kaser

インディアナポリス動物園の
ホッキョクグマ飼育施設は比較的良い施設であり、
手放さなければならないほどの老朽化はしていません。


でも 
タンドラが
高齢化していくことと
ずっと一頭だけで孤独であったこと
ホッキョクグマは本来できるだけ広い空間が必要であること
今後のホッキョクグマの入手が難しいことなど
さまざまな観点から考慮した結果のようです。



生まれと育ちを考慮すると
野生に返すことはできません。


そこで検討した結果、
タンドラにとって最高の余勢を暮らせる場所は
デトロイト動物園だということになりました。



フェイスブックでも昨日発表しています。

tandra22Facebook




デトロイト動物園には、
Arctic Ring of LIFE
という約5,000坪の北極圏を模したとても広く快適な場所があります。


ホッキョクグマの展示施設としては
世界最大です。


detroitzoodetroitzoo.org

そして
ここには
仲間がいます。
11歳メスのタリーニと11歳オスのヌーカです。
talinidetroitzoo.org

 


ちょうど今月
デトロイト動物園でも
ゾウの幸せを考えて
ゾウを手放しています。

デトロイト動物園では、
動物をただ展示するだけではなく
「動物たちが生きがいを持って暮らす」
ことを目指した結果の決断でした。
ひかたま:動物園にゾウがいらない理由


今後は、このような移動が多く出てくるのかもしれません。

タンドラは
今月25日にデトロイト動物園に到着します。


「動物たちが生きがいを持って暮らす」

これを第一目標にした動物園は
素晴らしいと思います。

タンドラちゃんが
幸せな余生がおくれますように!



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