国際自然保護連合(IUCN)は、
「レッドリスト(絶滅危惧種リスト)」を更新。
今回の更新によって、
地球上に現存する大型類人猿6種の4種、
ヒガシゴリラ、
ニシゴリラ、
ボルネオオランウータン、
スマトラオランウータンが
「野生での絶滅まであと一歩」とされる「絶滅危惧IA類」に指定されました。
最大の霊長類ヒガシゴリラは、
野生生息数がわずか5000頭に激減。
完全に絶滅する危険に直面しているとの評価です。
ヒガシローランドゴリラは
1994年には1万6900頭いたのが
2015年にはたった3800頭に激減。
人による殺戮が原因です。
さらに
世界の霊長類の半分以上が絶滅の危機
と専門家らは予測しています。

毎年状況は悪化の一途をたどっています。
絶滅に瀕した大きな原因は、
熱帯雨林の大規模な破壊、
違法な狩猟
などがあります。
特にマダガスカルとベトナムの状況は深刻です。
チンパンジーだけを見ても、
少し前には200万匹いたのに、
現在では30万匹に激減。
国連の報告書では、
2030年までには人の開発によって
アジアの生息地の99%
アフリカの生息地の90%
は
大きなダメージを受けるとしています。
今回発表された最も絶滅に近い25種と推定生息数は次の通り。

かつては、アジアには
ギガントピテクスのような大きな霊長類もいました。
菜食の環境にも優しい種だったようです。
http://frank-lode.deviantart.com/
現在、
霊長類を取り巻く状況が予想を超えて深刻になっています。
今、
真剣に対策を講じて、
行動に移さなければ、
次々と絶滅していくのは明らかなのです。
そして、
これは霊長類の絶滅の問題だけではありません。
生息地の破壊ということは、
私たちをとりまく自然環境も自ら破壊しているということ。
私たちは
自分の首を自分で絞めているということを
自覚していない。
「花は年々開くとも、皆得悟するにあらず」
道元の「正法眼蔵随聞記」の中の一節です。
本来ならば、
自然界の移り変わりから、
宇宙の理を悟る。
でも花が開いても、誰もその本質を見ようとしない。
お花見の席を見ても、
皆お酒に夢中で、本当に花を見ている人などほとんどいません。
酒、酒、花、酒、酒です。
今の現状もこれと似ています。
環境の激変から
私たちは多くの警告をすでに受け取っています。
でも、
それにすら気がつかない。
もしくは
気がついても、
経済活動優先の社会では見て見ぬふりをする。
すべては
毎日を丁寧に生きることに帰結するのではないでしょうか。
お猿さんたちを
子供たちの世代まで残せるかどうかは
私たち次第です。
今日もありがとうございます。
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「レッドリスト(絶滅危惧種リスト)」を更新。
今回の更新によって、
地球上に現存する大型類人猿6種の4種、
ヒガシゴリラ、
ニシゴリラ、
ボルネオオランウータン、
スマトラオランウータンが
「野生での絶滅まであと一歩」とされる「絶滅危惧IA類」に指定されました。
最大の霊長類ヒガシゴリラは、
野生生息数がわずか5000頭に激減。
完全に絶滅する危険に直面しているとの評価です。
ヒガシローランドゴリラは
1994年には1万6900頭いたのが
2015年にはたった3800頭に激減。
人による殺戮が原因です。
さらに
世界の霊長類の半分以上が絶滅の危機
と専門家らは予測しています。

毎年状況は悪化の一途をたどっています。
絶滅に瀕した大きな原因は、
熱帯雨林の大規模な破壊、
違法な狩猟
などがあります。
特にマダガスカルとベトナムの状況は深刻です。
チンパンジーだけを見ても、
少し前には200万匹いたのに、
現在では30万匹に激減。
国連の報告書では、
2030年までには人の開発によって
アジアの生息地の99%
アフリカの生息地の90%
は
大きなダメージを受けるとしています。
今回発表された最も絶滅に近い25種と推定生息数は次の通り。
Lavasoa dwarf lemur - 生息数不明
Lac Alaotra bamboo lemur - 2,500-5,000
Red ruffed lemur - 生息数不明
Northern sportive lemur - 約50
Perrier’s sifaka - 1,700-2,600
Rondo dwarf galago - 生息数不明だか生息地はほとんど残されていない
Roloway monkey - 生息数不明だが絶滅寸前
Preuss’s red colobus monkey - 生息数不明
Tana River red colobus monkey - 1,000
Eastern lowland gorilla - 2,000-10,000
Philippine tarsier - 生息数不明
Javan slow loris - 生息数不明
Pig-tailed langur - 3,300
Cat Ba langur (golden-headed langur) - 60
Delacour’s langur - 234-275
Tonkin snub-nosed monkey - 250匹以下
Kashmir grey langur - 生息数不明
Western purple-faced langur - 生息数不明
Hainan gibbon - 25
Sumatran orangutan - 6,600
Ka’apor capuchin - 生息数不明
San Martin titi monkey - 生息数不明
Northern brown howler monkey -250匹以下
Colombian brown spider monkey - 生息数不明
Ecuadorian brown-headed spider monkey - 生息数不明

かつては、アジアには
ギガントピテクスのような大きな霊長類もいました。
菜食の環境にも優しい種だったようです。

現在、
霊長類を取り巻く状況が予想を超えて深刻になっています。
今、
真剣に対策を講じて、
行動に移さなければ、
次々と絶滅していくのは明らかなのです。
そして、
これは霊長類の絶滅の問題だけではありません。
生息地の破壊ということは、
私たちをとりまく自然環境も自ら破壊しているということ。
私たちは
自分の首を自分で絞めているということを
自覚していない。
「花は年々開くとも、皆得悟するにあらず」
道元の「正法眼蔵随聞記」の中の一節です。
本来ならば、
自然界の移り変わりから、
宇宙の理を悟る。
でも花が開いても、誰もその本質を見ようとしない。
お花見の席を見ても、
皆お酒に夢中で、本当に花を見ている人などほとんどいません。
酒、酒、花、酒、酒です。
今の現状もこれと似ています。
環境の激変から
私たちは多くの警告をすでに受け取っています。
でも、
それにすら気がつかない。
もしくは
気がついても、
経済活動優先の社会では見て見ぬふりをする。
すべては
毎日を丁寧に生きることに帰結するのではないでしょうか。
お猿さんたちを
子供たちの世代まで残せるかどうかは
私たち次第です。
今日もありがとうございます。
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コメント
コメント一覧
のことで、上位たった1%の富裕層・大企業の利益のためのゲームに私たち消費者は知らぬ間
に参加させられているのです。 森林破壊の原因になっているパーム油は、ラベル表示された
ものだけでも本当に何にでも使われていて、更に見えない形で使われているものも含めたら…。
誰もゲームに参加した自覚はないし、そもそもゲームのルールさえ知らされていませんが、
ゴリラやチンパンジーたちの棲息地を奪っているのは、やはり私たち消費者であることは間違い
ありません。それに気づいたら、日常生活の中でできることから切り替えていくしかないですね。
2030年といったら14年後…ですか。