医学論文や
臨床試験のデータは
人の命にかかわるため
正確であることが重要視されます。



ところが、
中国政府の国家食品药品監督管理总局(SFDA)が
臨床試験の結果を調査したところ、

データの80%がねつ造であったことが
判明しました。

ChineseClinicalTrials_web_1024sciencealert.com



つまり
ほとんどすべてがインチキということです。

多くの例で
臨床試験前に結果が書かれていたそうです。


製薬会社でも
自社に不利となる副作用の記録を隠ぺいし、削除し、改ざんしていたことが判明しています。


しかも
データのねつ造は、
一部の製薬会社や医師だけではなく、
それに関わるほぼ全員が
詐欺行為にかかわっていたという衝撃的な事実も明るみに出ました。



今回の結果を受けて
認可待ちだった新薬の80%の申請が
キャンセルされました。

77632414sbs.com.au


今回の調査が無ければ
これら効かないかもしれない新薬が
次々と市場に出て
多くの人が服用したことでしょう。

今、病院で使われている多くの薬も
ねつ造されたデータによって承認されたものも多い可能性があります。

今回の件で
少しはまともになることを期待したいですね。


でも
日本でもある程度は
起きていることだと思います。

ひかたま:論文の信憑性

ひかたま:お金で歪む科学的事実

それは、
巨額なお金が動く世界だからです。

医療は
EBMが大切とよく言われます。
EBMとは、
科学的根拠に基づく医療Evidence-based Medicineの略ですが、
実際には
経済に基づく医療Economic-based Medicineになっているのですから。




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