多額の税金を投入し
さまざまな問題を作っている東京オリンピックの準備。

開催費用は2~3兆円といわれ、
膨らむだけ膨らみました。



東京都内の街路樹を
次々と伐採する計画など
まるで樹木に命が無いかのような行いです。

ひかたま:「愚者は木を伐る、賢者は木を残す」オリンピックのため樹木たちを伐採



さらに
日本国内のみならず、
東京オリンピックの準備で
海外にも迷惑をかけている疑いが出てきました。



東京オリンピック会場となる新国立競技場建設では
膨大な建設費によって
木材を大量に使うことが決まっています。


しかしながら、
事業主体である日本スポーツ振興センターJSCは、
オリンピック大会組織委員会の調達基準を
適用しない
ことを決定しました。



通常
JSCのような公的機関の発注では
「グリーン購入法」に基づいて
木材を伐採する原産地において
合法に伐採されたものである証明書が必要になります。

「グリーン購入法」とは
公的機関は
環境にできるだけ優しい物品を購入することを定めた法律です。

でも
グリーン購入法適用だけでは
実際には
違法伐採が多く混ざっているのが現状です。


そこで
オリンピック組織委員会としては、
本来のオリンピック精神を尊重して
自然破壊を避けた大会を運営したいことから

合法である証明書に加えて
計画的な森林経営
生態系の保全
先住民族の権利の保護
労働者の安全対策
などについて
事業者側に確認を求める調達基準を定めたのです。



でも
調達基準を適用すると
さらに木材調達が難しくなるために、
JSCは
新国立競技場建設においては
この基準を
適用しないという判断をしたようです。



この調達基準を適用しないという方針は
あきらかに
違法伐採の木材を使う可能性が高い
ということになります。




違法伐採は、
貴重な熱帯雨林を破壊し、
植物を殲滅し
そこに住む動物たちの住処を奪い
気候変動を悪化させ、
森に暮らす人々の生活のすべてを奪い、
豊かな森林をもちながら
さらに、
国際組織犯罪を助長してしまっています。
grobalw1.globalwitness.org

現在
日本以外の
主要木材消費国である各先進国は、
この違法伐採について厳しく対処しはじめています。


日本は、
森の豊富な国にもかかわらず
木材消費量がとても多く、
世界第四位の木材輸入国なのですが、


世界中の貴重な樹木を消費しているにも関わらず、
G7先進国の中で、
唯一、
違法木材の輸入を禁止する法律を定めていない国なのです。

つまり
日本は
違法伐採を容認している唯一の国となっています。
 
 
 
グローバルウィットネスによると
日本は世界最大の合板輸入国。
その約25%は
マレーシアのサラワク州産です。
 
ここサラワク州では
汚職が蔓延し、
違法伐採業者から政治家がリベートをもらっていることも判明しています。

そのため
違法伐採は野放し状態の地区であり、
世界で最も森林破壊のひどい地域の一つになっています。

サラワク産の全木材製品の
約5割は違法伐採品であることが判明しており

日本では何の手も打つことなく
先住民族が提訴している問題の違法伐採業者から仕入れているのです。


現在
違法伐採を反対し
環境保護を訴えている人たちが
次々と
殺害されています。

日本は
自然破壊に
最も加担しているのです。 


現在
米国、EU諸国、オーストラリアなど木材消費主要国は
すべて
違法伐採木材の取引を厳しく監視しています。

でも
日本だけは
野放しなのです。

たった2週間ほどのお祭りのために
どれだけ自然破壊や貴重な動物たちの殺戮に
日本が加担しているか
理解しなければなりません。
 


日本人は、
本来自然を大切にする民族だったはず。

でも
お金儲け優先にしてから、
豊かな生態系を育む草原は植林により激減し、
干潟は陸地へと変貌。
島国日本の長く美しい海岸線はコンクリート護岸で固められ、
ウミガメは産卵できず、
沿岸の動植物は激減、
放射性物質も拡散し続けています。

そして
いまだに本当に大切なものよりもお金儲けが優先のまま。

いつになったら
目が覚めるのでしょうか?




今日もありがとうございます。

ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。

 
人気ブログランキングへ