ヒガシローランドゴリラ。

主に
アフリカ中部のコンゴ民主共和国にある森林に生息しています。

239lgpin.primate.wisc.edu


コンゴ民主共和国では
20年間も紛争状態が続いており
ゴリラにとっても
治安がよい場所ではありません。

ここでは
ゴリラを守るレンジャーたちも
命がけです。

この15年で、
殺されたレンジャーたちは
140名以上もいるのです。

ひかたま:命をかけてゴリラを守る人たち


ここに生息するヒガシローランドゴリラの個体数が壊滅的に激減しています。

内戦が勃発する前には、
約1万6900頭が生息していました。

その後
紛争によって、
ゴリラの個体数調査が実質上困難となり
どのくらい個体数が減っていたのかは
つい先日まで
正確に把握できていませんでした。

先日の調査では
現存するのは
推定3800頭。



紛争の影響で
鉱山労働者らによる食肉目的で
ゴリラ立ちを射殺することも増加しています。


今回の詳細な調査によって
6つの地区で
82~94%の減少

すべての地区の合計で
77%の減少になっていたことが判明しました。

長い歴史の中で
この短期間にこれだけ激減することは
異常事態です。



この地域のゴリラを研究する専門家は
今後5年以内に
ほとんどの地域から
消滅する怖れがある
と警告しています。


もちろん
ヒガシローランドゴリラだけではありません。

国際自然保護連合(IUCN)は、
「レッドリスト(絶滅危惧種リスト)」を更新し、

地球上に現存する大型類人猿6種の4種、
ヒガシゴリラ、
ニシゴリラ、
ボルネオオランウータン、
スマトラオランウータン

「野生での絶滅まであと一歩」とされる
「絶滅危惧IA類」
に指定し直しました。


さらに
世界の霊長類の半分以上が絶滅の危機
と専門家らは予測しています。



現在、
霊長類を取り巻く状況が予想を超えて深刻になっています。


今、
真剣に対策を講じて、
行動に移さなければ、
次々と絶滅していくのは明らかなのです。


そして、
これは霊長類の絶滅の問題だけではありません。


生息地の破壊ということは、
私たちをとりまく自然環境も自ら破壊しているということ。


私たちは
自分の首を自分で絞めているということを
いまだに
自覚していないのです。




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