イタリアの都市トリノ。

ピエモンテ州の州都で、
都市圏の人口は約170万人。

イタリア第4の人口規模です。

トリノでは、
ツナソースたっぷりの仔羊の肉料理ヴィテッロ・トンナートや肉詰めラビオリのアニョロッティ・アッラ・ピエモンテーゼなど名物料理がたくさんあるグルメの街ともいわれています。


イタリアでは女性政治家の進出が増えていますが、
2016年6月に
トリノ市長として当選した32歳のキアラ・アペンディーノ市長。

彼女はマニフェストに
トリノの街をベジタリアン・シティにする
という計画を掲げました。

vegetarian_diets weightplan.com


こちらが、
キアラ・アペンディーノ市長。
o-APPENDINO-facebook huffingtonpost.it



美食の国ともいわれるイタリアですが、
意外と菜食中心主義の人は多く、
人口の約10%。
(完全菜食のみは、約1%)


EU諸国の中では最も菜食主義の国でもあります。

米国では、約7%
日本では、約4.7%
(どこまでをベジタリアンと定義するかで数値は変わります)


ベルルスコーニ元イタリア首相も
ベジタリアン宣言をしています。

トリノで新規開店するレストランも
ベジタリアン・レストランが急増しています。

ベジタリアンになる理由も
動物のため、宗教上の戒律、環境保護のため、体質的な理由
などさまざまです。

トリノ市が
ベジタリアン化する理由は
環境問題です。

肉食のために
地球環境に多大な負担がかかるので、
できるだけ菜食を推進していこう
ということが
ベジタリアン・シティ構想の基本にあります。


地球環境への負担については、
こちらを参照してください。
ひかたま:牛さんを食べる


もちろん
直ちに肉食を廃止するということではなく

現時点では、
学校教育に動物たちの現状や保護についてのカリキュラムを作ったり、
観光客向けにベジタリアン・レストランマップを作成して配布したり、
食肉自粛日を制定するなどの
具体案が進んでいます。

もちろん
反対派も多くいます。

イタリア議会でも
菜食主義を子供たちに強要させる親を罰するという法案が提出されています。


食肉自粛と言っても、
素直に順守するイタリア人がいるかどうかは疑問ですが、
地球環境を皆で考えるきっかけになると思います。



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