以前から何度かお伝えしてきた
ノースダコタのパイプライン建設に対する抗議活動。

退役軍人グループが、
先住民族と共に抗議活動に参加しました。

それによって
多くのメディアが注目することとなり
パイプライン建設中止の大きな一手となったとされています。

アメリカ陸軍省は、
先住民の水源となるミズーリ川をせき止めたダム湖「オアへ湖」の地下にパイプラインを通す工事を認可しないと発表しました。


さらに退役軍人たちは
抗議活動参加の際に


その場において
米軍と政府が先住民族に対して行った
数々の所業を
先住民の長老レオナルド・クロー・ドッグの前で
謝罪を行っています。



一見、対立関係にありそうな
先住民族と軍人。

でも
軍の中には
先住民族の兵士も多く貢献しているのです。


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退役軍人たちは
米軍と政府が先住民にしてきたことを
謝罪しました。

「私たちの多くは、特に私は、長年に渡ってあなた方を苦しめてきた部隊に所属していました。
私たちはやってきて、私たちがあなた方と戦いました。 
私たちは、あなた方の土地を奪いました。
私たちは協定に署名し、私たちがそれを破りました。
私たちはあなた方の聖なる丘から鉱物資源を奪いました。
私たちは私たちの大統領の名前の下、あなた方の聖なる山を爆破しました。
私たちはあなた方の土地をもっと奪った後で、
あなた方の子供を奪い、あなた方に言語を押し付け、
神と大霊があなた方に与えた言葉を消滅させようとしました。
私たちはあなた方に敬意を払うことなく、あなた方の地球を汚染しました。
私たちはさまざまな方法であなた方を傷つけてきましたが、
私たちはここにすみませんでしたと謝罪にきました。
私たちはあなた方に仕え、あなた方の許しを請います。」



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この謝罪を受けて
クロードッグ酋長は、
「私たちが土地を所有しているのではない。
この土地が、私たちを所有している。」
と答えています。

クロードッグ酋長は
赦しを認め
さらに世界が平和になることを願いました。



謝罪のセレモニーの最中で
ラコタ族長老の話を録画しながら
涙を流す退役軍人タチアーナ。
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謝罪の最中に
空軍軍人であったバージニアは
長老の前で膝まづきながら
涙ぐんでいます。
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サンフランシスコから駆け付けたラコタ族の長老マリアは、
泣いている退役軍人のタチアーナに優しく手を差し伸べています。
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謝罪のセレモニーの最中、
退役軍人のティとベルは
先住民族の伝統に従って
セージと羽を使って
場を清めています。
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セレモニーで手を握り合う
元軍人のバージニアと先住民の酋長。
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このセレモニーには
500人以上が参加しました。
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ハグしているのは
今回退役軍人たちをここに導いてきた一人、
ウェスリー。
彼は、
元NATO軍最高司令官のウェズリー・クラーク陸軍大将の息子で
自分も元陸軍大将です。
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実際に
米国では先住民族に対して
政府軍は
取り返しのつかないほどの虐殺と虐待を続けてきました。

例えば
サウスダコタ州で起きたウンデット・ニーの虐殺。
あの時には、
アメリカ先住民族たちは女性子供の区別無く、
二日酔いの白人兵士が
耳の不自由な先住民に話しかけた時に
無視されたと勘違いして
無差別殺戮が起きました。

乳幼児を抱いて逃げる女性も子どもも狙い撃ちされ、
皆殺しにされました。
あまりに無差別だったため、
白人たちは同胞の白人兵士まで撃ち殺しています。

この時にほとんど素手で抵抗し、
無差別殺戮を止めさせようとした先住民の酋長ブラックエルクの思いは一体どんなものだったのでしょうか。

他にも
全米でたくさんの虐殺が起きています。

北米先住民族分布地図です。

1784年
1784Vox.com

そして
こちらは
1895年

1895 Vox.com



長い人類の歴史の中で
たった100年の間に、
これだけ短期間に、
あっという間に
先住民たちが虐待されていったことに驚きです。







この世界で
愛と許しの力を強化し
実践することは
なかなか難しいことです。

許しを請う方も
許す方も
相手の立場を思いやる以前に
自分のプライドや
自分と周囲の立場へのこだわり
がそれを阻止するからです。

あとは
「勇気」。




許す力は、
輪廻転生を繰り返す中で
様々な試練を通して培ってきた経験の結晶
のようなものだと思います。


お金で買えるものでもなく、
本を読んでも身につくものでもなく、
教えてもらって出来ることでもありません。



自分自身で
数多くの困難と犠牲という厳しい試練の中で
愛と許しを経験していくことによって、
許す力を強化するしかありません。




これから地球が急激な変化を迎えるにあたって、
多くの人にとっては
予想外の困難な試練が起こるでしょう。


今の時代は、
多くの人が物質世界を超えた領域を感じ、
自分に内在する創造力、
すべてを神聖なものに変容させる力に
気づき始めています。


今この時に必要なのは、
怖れることでも
心配することでもなく、
どんな時にでも笑いを忘れず、
愛と感謝の気持ちを
ハートに保ち続けること。


一人一人の心の持ちようで
世界は
確実に
大きく変わります。



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