最近になって
南米アマゾン川の河口付近に、
全長1000km
約9500平方kmに及ぶと見られる
巨大なサンゴ礁海域が存在していることが発見されました。

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アマゾン川のような大河の河口付近では
淡水と海水が混ざり、
サンゴの生育に適した条件が整っていないと考えられていたために
サンゴ礁の常識が覆された発見となりました。

場所はここ。
右上の赤い部分です。
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拡大図
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この海域では、
強風と急流、堆積物による濁った水の影響で
いままで発見されていなかったようです。

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今までは
実際に潜ってこの礁を研究した科学者はまだいませんでした。

急流で濁り、荒れた海での潜水は、
とても危険だからです。

しかも水深が深い場所にあります。


そして今回
環境保護団体グリーンピースの研究者たちが
最新鋭の潜水艇で
このサンゴ礁の調査に乗り出しました。
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そこは
たくさんの知られていない生物の宝庫でした。




でも、
新たに見つかったこのサンゴ礁は、
すでに脅威にさらされています。

石油探査のために
このサンゴ礁を含む大陸棚の少なくとも35区画が
多くの企業によって取得されてしまったいました。

そのうち
最大20区画は、
この礁の近くで石油の開発を開始することが決まっています。

石油開発による環境被害だけではなく
もし
原油流出事故が起きれば壊滅状態になることも考えられます。
 

環境に大きなダメージをもたらす可能性のある大規模な企業活動を行う前には、
現地の生態系を尊重するべきでしょう。



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