多くの人は
健康で長生きしたいと思っています。

さまざまな健康法があり、
さまざまな食事療法があり、
多くの人が各々のやり方で実践しています。 

1ngm.nationalgeographic.com



よく
「長寿の家系」という言い方があります。
健康法や食事療法にかかわらず、
長生きする体質の人はいます。


信州大学の研究では、
長野県松本市の村人を対象に
両親の寿命が子供たちにどこまで影響するのか
を調査した結果があります。


その結果は、

父親が長寿の場合には、息子の73.2%は長寿
母親が長寿の場合には、娘の58.3%は長寿

でした。

さらに
男性が最も長寿だったのは、
父親が長寿で、母親が短命の場合。
女性が最も長寿だったのは、
両親ともに長寿の場合でした。

 
これはまだ被験者の数がそれほど多くはないため
追試が必要です。



デンマークの研究では、
同じ環境で育った一卵性双生児と二卵性双生児の寿命調査が行われています。

 その結果では、
遺伝的素因は25％ほどで、
残りは環境要因にあったと結論付けています。





寿命の遺伝子研究には、
エレガンス線虫とショウジョウバエが
よく使われています。

エレガンス線虫では、約1万9000個の遺伝子が存在し、
その中で
寿命に関連している遺伝子は約50あります。

人の遺伝子は、約2万2000個ありますから、
寿命と関連した遺伝子は、同じく50個ぐらいと推定されています。


エレガンス線虫では、
遺伝子操作をすることで、寿命を1･5倍～2倍に延ばすことに成功しています。



また、
米国の老化研究を行うための研究機関「The Buck Institute for Research on Aging」とワシントン大学は、
特定の遺伝子を欠失させることで酵母細胞の寿命を約60％も伸ばすことに成功しました。
酵母菌を使ったのは、
遺伝子が比較的単純なことと
細胞寿命の測定がしやすいからです。

これらの遺伝子操作によって
哺乳類や人の遺伝子操作でも同じように働くのかどうかは
まだわかっていません。


日本では
100歳以上の高齢者は
1960年には100人ほどだったのが
最近では約60,000人と急増しています。

これは後天的な影響と言われています。


寿命はある程度の遺伝がありますが、
これからは
後天性の影響の方が大きくなっていきます。






ホッキョククジラも長生きです。

寿命は、150～200歳、もしくはそれ以上。
とても長生きです。
しかも
老齢で現れる癌などの病気も少ないと言われています。

研究者らは、このクジラの長寿と健康に着目し、
長寿の秘密をさぐるために遺伝子解析しています。

現在、
損傷を受けたDNAの回復、寿命の延長、生体の体温調整等に関わっていると思われる
いくつかの関連遺伝子（ERCC1、PCNA、UCP1）が注目されています。

ひかたま：シッダ医学とクジラの長寿



高齢になると癌が多く見られますが、
ゾウは長寿にもかかわらず
癌がとても少ない動物です。

これも詳しく研究されています。

ひかたま：ゾウが癌にならない理由






人はどうして長生きしたがるのでしょうか？

もし、
エゴを中心に地球上に残りたいだけであれば、
人工爆発中の現在では
人自体が地球の癌細胞にもなりかねません。




インドには、
古くからシッダ医学というものがあります。

シッダ医学は、
聖者（シッダ）からの知識を継承した医学とされ、
その基本は、アーユルヴェーダとほぼ同じですが、
シッダ医学では薬物として鉱物を多用することが特徴です。


シッダ医学は、
治療目的を明確にしている医療です。

それは、
人がこの世で身体を纏うのは、
地上で経験を積んで魂を進化させて、大いなる存在と一つになるためであり、
それを遂行するために心身を強化し健康に保つことが重要である
と説いています。

神と調和するための医学です。
決して長生きして遊びたいという目的ではありません。



実際に、
シッダ医学では、
人をクジラ以上に長生きさせる霊薬が存在すると言われています。

長寿や生き返りに関するシッダ医学の多くの逸話も残されています。
一般に公表されないのは、
ほとんどの人が邪念を持って、
それを利用してしまうことが明らかだからです。



いずれ、
大いなる存在と一つになるために地上にいることが明確になった時には、
地球上の人々の寿命も大幅に伸びることになるでしょう。



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