20世紀初めには、およそ1000万頭がいたといわれるアフリカゾウ。
象牙を目的とした殺戮によって、
40万頭ほどまでに激減しています。


さらに、
過去25年間に押収された象牙は、

1本当たり8.5kgから4kg前後にまで小さくなっています。

ゾウは、
5年おきにしか妊娠することは出来ず、
また成長するまでに長い年月がかかります。


密猟のスピードが加速したことにより

若い個体が密猟の対象となったこと
そして、
よりお金になる大型の象牙を狙った殺戮により、

大型の牙を持つゾウの遺伝子が絶えてしまったのです。

この写真は3年前に殺された伝説の巨ゾウ 「サタオ」です。

 140616-elephant-satao-01_b9NBC News

他のゾウと比べて、この圧倒的な牙の大きさ
satao-bull-drinkingMark Deeble

地球上最後の巨象サタオも先日密猟者に惨殺されました。 


次に大きな牙を持つゾウも
この後すぐに射殺されました。

巨大な牙を持つ巨象二頭が続けて射殺されたのです。

こうして
世界最大のゾウたちは
地球上から消えていきました。


いま、
サタオたちに次いで
比較的大きな牙を持つゾウ「グレートタスカーズ」
地球上にかろうじて25頭存在しています。

そのうちの貴重な一頭が
今月
またケニヤ南東部ツァボの国立公園で
殺されてしまいました。



どうやら
毒矢で毒殺されたそうです。


サタオ二世です。
享年50歳。
greatFacebook


サタオ二世の牙は
切断されず
ついたまま発見されました。
satao2Facebook


在りし日のサタオ二世です。

satao22Facebook


このまま
多くの人が
無関心なうちに
ゾウは絶滅へと近づいています。

特に
大きな牙を持つ「グレートタスカーズ」は
まもなく絶滅を迎えることになります。



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